つるの剛士、「ウルトラマンダイナ」アスカ・シンは等身大の自分
特撮ドラマ「ウルトラマンダイナ」で主人公アスカ・シンを演じたつるの剛士が5日、都内で行われた「『ウルトラマンダイナ』『ウルトラマンガイア』 Complete Blu-ray BOX 発売記念プレミアムイベント」に、吉岡毅志(ウルトラマンガイア・高山我夢役)、高野八誠(ウルトラマンアグル・藤宮博也役)と共に出席した。
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現在の技術で高解像度HD映像にコンバートされた「ダイナ」についてつるのは、「ダイナが放送された18年前はフィルムで撮影していまして、それから考えるとすごく技術も上がって画質もきれいになった。フィルムの荒々しさもウルトラマンの味としてすごくいいんですけど、18年たってこういう形で観てみると絵はきれいだし、すごく新鮮で見入ってしまいますね。中身も色あせないです」としみじみ。
また、「ダイナは『ウルトラマン』シリーズの中で1番おもちゃ人気があった」と切り出すと、「ティガからダイナになったときにすごく(内容が)陰から陽になってとにかく明快で陽気な内容になった。それだけじゃなくて、人間がどういうふうに未来に進んでいくのかなどテーマも深くて、それも大人と子供どちらもが楽しめた理由だったんだと思います」とコメント。そこで、吉岡をちらりと見ると「ガイアにはそういう部分なかったもんね~」と冷やかしてみせ、他の「ウルトラマン」シリーズへのライバル意識をのぞかせた。
さらに、撮影当時について、「僕もアスカもリアルに成長していった1年だった」と語ったつるの。「1話の時は、本当に右も左もわからなかった僕の等身大のようなアスカがいた。それが最終回、ウルトラマンだったことを(周囲に)打ち明けるシーンなんて……。アスカがみんなに心を開くあの瞬間は、まさに全51話の集大成のようでした」と感慨深げに振り返った。(取材・文:名鹿祥史)
「ウルトラマンダイナ Complete Blu-ray BOX」は2015年9月25日、「ウルトラマンガイア Complete Blu-ray BOX」は2016年2月24日発売(各税抜き:4万5,000円)