千葉真一、サミュエル・L・ジャクソンと「武士道」映画化を企画中!
俳優の千葉真一が7日、都内で行われたサミュエル・L・ジャクソン主演映画『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』の公開記念イベントに出席した。以前からサミュエルと親交のある千葉は、現在、自身が進めている新渡戸稲造の著書「武士道」の映画化作品に、サミュエルが役者として参加する可能性があることを明かした。
サミュエルとの親交は「かれこれ、約10年くらいになる」という千葉は、「彼はとても日本が好き。また柔道が好きでね」と続けると、友人関係であるだけでなく、サミュエルが自身の大ファンであることも告白。はじめて会った時にサインを求められたエピソードをうれしそうに述懐した。
さらに、サミュエルの魅力について、「どんな時にも、どんな芝居でもまるで動じない人」と語った千葉は、「緊張感が全くないんです。いつもリラックスして、自然体でやっている。あれをまねしたいけどまねできない。本当に素晴らしい役者ですね。考え方も深いところまで考えていて、彼の家にも行ったことも、食事をしたこともあるんですけど、彼自身の歴史や人間性もまた素晴らしい。役者になるまでのご苦労もあってかとっても優しくてね」としみじみ。
また、「今、わたしが企画している映画がありまして」と「武士道」の映画化企画について切り出した千葉は、「脚本も上がっているんですけど。それをサミュエルと(やろう)って」と告白。映画化には「日本映画とアメリカ映画をくっつけてやろうと思っているので、いろんな問題があってね……」と苦笑いを見せたが、「今、(進行形の)ingでやっているところです」と実現に意欲を見せていた。
本作はエアフォースワンが撃墜され異国の山中に取り残されたサミュエルふんするアメリカ大統領が、偶然出会った13歳の少年ハンターと力を合わせてテロリストと戦うサバイバルアクション。(取材・文:名鹿祥史)
映画『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』は8月15日より新宿ピカデリーほかにて全国公開