日本のゲームを支えるのは「おもてなし精神」!ゲーム界のレジェンドが明かす裏話
7日、映画『ピクセル』の公開記念座談会が都内で行われ、世界中で愛される往年の人気ゲームキャラクター「スペースインベーダー」(西角友宏氏)、「パックマン」(岩谷徹氏)、「ギャラガ」(横山茂氏)の生みの親であるゲーム界のレジェンド3人が集結した。
本作は、パックマンやスペースインベーダーなど1980年代の日本の人気ゲームキャラクターにふんしたエイリアンが地球を侵略するという、奇想天外なSFアドベンチャー映画。『ハリー・ポッター』シリーズなどのクリス・コロンバス監督がメガホンを取った。
現在アメリカでは1980年代のゲームが高い人気を誇っているといい、本作に登場するのも懐かしのゲームキャラクターばかり。日本のゲームがアメリカで愛されている理由について岩谷氏は「日本の『おもてなし精神』でものづくりをしている。プレイヤーのことを考え、細部に配慮がされているんです」と説明。続けて、パックマンは女性やカップルが遊べるゲームということを念頭に置いて食べるゲームを作ったことや、パックマンの形は1枚のピザから一切れを取ったものが元になっていることなど、裏話を披露した。
そんな自分の生み出したキャラクターがスクリーンで大暴れする本作について横山氏は「ストレートに感情移入できるし、単純に面白いと思った」と満足げ。岩谷氏が「キャラクターの迫力がすごいし、映像としても素晴らしい」と絶賛すると、西角氏も「よくできている。楽しく観ることができた」とわが子のようなキャラクターたちがハリウッド映画出演を果たした喜びを語った。
また、岩谷氏は撮影現場にも立ち会ったといい、多くの現場スタッフから歓迎を受け、サインや写真攻めにあったと述懐。それを受けた西角氏は「続編があるようなら通行人役でもいいのでハリウッド映画に出演したい!」とコメントし、会場を沸かせた。(福住佐知子)
映画『ピクセル』は9月12日より全国公開