哀川翔、長女とミュージカルで初共演「ビックリだよ」
俳優の哀川翔が17日、都内で行われた主演舞台「HEADS UP!」の製作発表に長女で歌手のMINAMIと出席した。哀川とMINAMIは本舞台で初共演。哀川は共演を直前まで聞いていなかったようで、「ビックリだよ。なんでここにいるんだよって」と不思議そうな表情。共演については「やりにくいということはない。(舞台に)出てきたら完全に第三者。あんまり娘だとか家族だとかは意識しない」とコメント。「娘へのアドバイスは?」と問われると、「俺も(舞台は)2回目。俺がパンパン」と笑顔を見せた。
会見場が家から近く、MINAMIと歩いて会場入りしたという哀川。MINAMIは「緊張します。話を頂いたときはこの豪華なメンバーの中で光栄だなって。いつもは歌を歌っていて、今回お芝居は初めて。迷惑を掛けないように頑張ります」と意気込み。
哀川の方も今回が芸能生活30年にして初ミュージカル。「初めてだし、舞台も『座頭市』以来2回目。ほとんど素人のようなもの。前回もストレスで痩せて、周囲からガンじゃないかって言われたくらいだったんです」と不安な心境を明かすも、「でも、自分も昔は歌って踊っていましたからね。できるんじゃないかって、そんなふうに自分に言い聞かせてやっております。スイッチはもう切り替わっています」とにっこり。
千秋楽では哀川がバク転に挑戦する構想もあるといい、「歌って踊って芝居をする。今まで自分たちが歩んできた歩みにもう一度挑戦するような試みだから、バク転くらいやってもいい。15年くらいやっていないけど、体はなんとなく覚えている。30分くらい練習したらできるんじゃないかな」と久々のバク転にも余裕の表情を見せていた。
本作は、舞台の裏方スタッフにスポットを当てて描く新作オリジナルミュージカル。会見には原案・演出・作詞のラサール石井のほか、出演の相葉裕樹、橋本じゅん、入野自由、芋洗坂係長、大空祐飛、中川晃教も出席した。(取材・文:名鹿祥史)
「HEADS UP!」は11月13日~23日にKAAT神奈川芸術劇場、11月26日~29日に兵庫県立芸術文化センター、12月3日に札幌市教育文化会館、12月13日に倉敷市芸文館ホールにて上演