綾野剛、本木雅弘らから“憑依俳優”といじられ大照れ!
俳優の綾野剛が20日、都内で行われた映画『天空の蜂』完成披露プレミアに出席。独特の雰囲気を醸し出す綾野は、本木雅弘ら先輩役者から“憑依(ひょうい)俳優”といじられ、大照れだった。
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人気作家・東野圭吾の同名小説を映画化した本作は、最新鋭の超巨大ヘリコプター・ビッグBをハイジャックして「日本全土の原発廃棄」を要求する犯人と、その危機に立ち向かう人々の8時間の攻防を描いたサスペンス超大作。この日は本木や綾野に加え、江口洋介、國村隼、佐藤二朗、やべきょうすけ、松島花、落合モトキ、永瀬匡、石橋けい、堤幸彦監督、主題歌を担当した秦基博が、約4,000人の観客の前に集結した。
イベント中、綾野は会場を見渡すと「ここはどうなっているんですか……?」と発言。のっけから佐藤が思わず「何の話?」ときょとんとするようなコメントをかまし、不思議な綾野ワールドを展開した。その後、クロストークに入ると、綾野は共演シーンが多かった本木について、「現場で気さくに声を掛けてくださって非常に優しい印象」と語るも、「よーいスタートの2~3秒くらい前に、目が狂気というか、闇が深くなるんですけど、どうやっているんだろうと思っていた」と疑問を提起した。
それを聞いた本木は、「またまた~憑依(ひょうい)俳優にそんなこと言われても……。わたしの体はワインで出来ているじゃないけど、綾野剛は今までのすべての役でできているってわけでしょ? わたくしは懸命にそういう風にしていますけど、綾野さんこそ憑依(ひょうい)してますよね」といじりながらも、役に入り込む綾野の役者ぶりを称賛。
堤監督も「汗をつけましょうというとき、普通は霧吹きでピュッピュッとやるけど、綾野さんはいらない、自分の意思で汗を出せる」と暴露。本木が「『う~ん』って(力みながら)出すんですよね」とジェスチャー付きで解説すると、「さすが憑依(ひょうい)俳優!」とすかさず合いの手を入れる佐藤。大舞台で大俳優たちからいじられっ放しの綾野は、終始笑うしかない様子だった。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『天空の蜂』は9月12日より全国公開