伝説的ヒップホップグループN.W.A.の伝記映画が1位!『ミッション:インポッシブル』を抑え
全米ボックスオフィス考
先週末(8月14日~8月16日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、伝説的ヒップホップグループ N.W.A.の伝記映画『ストレイト・アウッタ・コンプトン(原題) / Straight Outta Compton』が興行収入6,020万180ドル(約72億2,402万1,600円)という大ヒットで首位デビューを果たした。2週連続首位をキープしていた『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は興収1,718万6,540ドル(約20億6,238万4,800円)で2位となった。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル120円計算)
初登場3位!ガイ・リッチーのスパイアクション『コードネーム U.N.C.L.E.』特報
『ストレイト・アウッタ・コンプトン(原題)』は、スヌープ・ドッグ、エミネム、50 Cent などに影響を与えた1980年代のヒップホップグループN.W.A.がスターダムにのし上がるさまを、若手俳優たちを起用して描いた音楽ドラマ。N.W.A.のオリジナルメンバーであるアイス・キューブ、ドクター・ドレーらがプロデューサーを務め、『ミニミニ大作戦』(2003)などで知られるF・ゲイリー・グレイ監督がメガホンを取った。
興収6,020万180ドル(約72億2,402万1,600円)という数字は、M・ナイト・シャマラン監督の『サイン』(2002)を上回り、8月公開作品の歴代オープニング興収ランキングで5位となる好成績だ。ちなみに歴代4位は興収6,557万5,105ドル(約78億6,901万2,600円)で『ミュータント・タートルズ』(2014)。
ガイ・リッチー監督のスパイアクション『コードネーム U.N.C.L.E.』は、予想を下回る興収1,342万1,036ドル(約16億1,052万4,320円)で初登場3位。1960年代の人気テレビシリーズ「0011ナポレオン・ソロ」を『シャーロック・ホームズ』シリーズなどで知られるリッチー監督が映画化した作品だが、多くの観客を劇場へ呼び寄せるには至らなかった。『マン・オブ・スティール』のヘンリー・カヴィルと『ローン・レンジャー』のアーミー・ハマーが水と油のスパイコンビにふんした。
今週末は、ジェシー・アイゼンバーグ&クリステン・スチュワート共演のアクションコメディー『アメリカン・ウルトラ(原題) /American Ultra』、人気の暗殺ゲームを映画化した『ヒットマン:エージェント47(原題) / Hitman: Agent 47』、ジェイソン・ブラム製作ホラー『フッテージ』の続編などが公開される。(編集部・市川遥)
8月14日~8月16日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ストレイト・アウッタ・コンプトン(原題) / Straight Outta Compton』
2(1)『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』
3(初)『コードネーム U.N.C.L.E.』
4(2)『ファンタスティック・フォー』
5(3)『ザ・ギフト(原題) / The Gift』
6(5)『アントマン』
7(4)『バケーション(原題) / Vacation』
8(6)『ミニオンズ』
9(7)『リッキー&ザ・フラッシュ(原題)』
10(8)『トレインレック(原題) / Trainwreck』