A.B.C-Z戸塚祥太、ジャニーズだと気付かれず?「認識されていない」と苦笑い
男性アイドルグループA.B.C-Zの戸塚祥太が21日、都内で行われた映画『日本のいちばん長い日』のトークイベントに原田眞人監督と共に来場し、現場ではジャニーズであることを伏せていたと明かした。
半藤一利の傑作ノンフィクションを基に、太平洋戦争を終わらせるために戦った男たちの姿を追った本作。本作で戸塚が演じたのは、日本の降伏を阻止するために起こしたクーデター未遂事件に若いながらも率先して関わった藤井政美大尉。戸塚が登壇するとあって、この日のチケットは10分で完売となった。
ことあるごとに「今日は僕でなく“とっつー”(戸塚)にしゃべってもらおう」と語った原田監督は、「(撮影を前に行われた)ワークショップでは、若手将校仲間7、8人とよくご飯を食べに行っていたらしいんだけど、そのときに『どうやらワークショップにジャニーズがいるらしいぜ』と話題だったらしくて。とぼけていたの?」と質問。
それには戸塚も「だって自分からジャニーズだから、なんて言えないですよね。結局は自分が認識されていないという未熟さなわけだから」と苦笑い。だが、原田監督は「実はワークショップのとき、勘が悪かったら断ろうと思っていたんだけど、彼はすごく勘が良かった。積極的だったし、目が輝いていたよね」と述懐。それには戸塚も「どうしても映画に出たいと思っていたんです」と目を輝かせながら答えた。
さらに、原田監督は「こういうイベントをどんどんやっていきたいんですよ。先日、敵情視察で『ジュラシック・ワールド』を観に行ったんですが、意外とおじいさん、おばあさんが多かった。この人たちは本作を観てくれたのだろうかと思って。おかげさまで30代、40代が中心になって劇場に来てくださっているんですが、これからは皆さんの周りのご家族にも呼び掛けてください。そうすれば動員が100万人、150万人と突破して、また彼(戸塚)がトークショーに出てきますからね」と付け加え、会場を沸かせていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『日本のいちばん長い日』は全国公開中