LiLiCo、プロレスデビューも惜敗!「必ずベルトを奪い返す」
映画コメンテーターでタレントのLiLiCoが23日、両国国技館で行われたDDTプロレスリング「両国ピーターパン2015~DDTより愛をこめて~」時間差入場タッグバトルロイヤルで、プロレスデビューを果たした。ダークヒーローを連想させる漆黒の衣装で登場したLiLiCoだったが、結果はパートナー宮武俊がアジャ・コングにフォール負けを喫し、デビュー戦を白星で飾ることはできなかった。
LiLiCo、プロレスデビューも惜敗!「必ずベルトを奪い返す」
先に行われた公開会見では、対戦相手となるアジャ・コングとバチバチの舌戦を演じたLiLiCo。この日はパートナーの宮武と共に、アジャ・コング&大石真翔組と激しいバトルを繰り広げた。LiLiCoは憧れだったというドロップキックやブレーンバスターを大石に浴びせるなど気を吐いたが、「プロレスなめんじゃねぇ。どんなに頑張ったって所詮ムリなんだよ!」と挑発するアジャのパワーに屈してしまった。
試合後は、LiLiCoの健闘を称え、アジャから握手を求められるなど、和解ムードが漂ったが、ベルトを掲げ声援に応えるアジャを、LiLiCoは後ろから強襲。「ベルトが欲しいんだよ」と不屈の闘志を見せた。そんなLiLiCoにアジャは「せっかく(プロレス界に)ようこそって称えてやったのに、このままじゃすまさねーからな」とさらなる遺恨を残す幕切れとなった。
悔しい敗戦を喫してしまったLiLiCoは「途中まで上手くいっていたのに」と悔しそうな表情を見せると「昨日は眠れなかった。映画の舞台あいさつの仕事に行くような気持で、と(平常心を)言い聞かせていたけれど、リングが見えたら現実になってしまった」と分析。仕事の合間に週5でジムや指導を受け、身体も6キロ絞った。「わたしは44歳なんですが、やりたいことにチャレンジすることができた。15年前、あるプロレス団体に飛び込みでいったら『知名度がないからダメ』と言われた。そんな夢がいまDDTで叶った」と諦めないことの大切さを語った。
「アジャとわたしはタメなんですよ。こんなおばさん二人に、会場はすごく盛り上がってくれて本当にありがたかった。また必ずリベンジしますよ!」とすっかりプロレスの魅力に取り付かれたようだった。(磯部正和)