なぜ人気急上昇?“韓流王子”のお約束とは
今、韓国で大ブレイク中の若手イケメン俳優イ・ジョンソクが主演を務める「ピノキオ」から、女性が思わずハマってしまう韓流王子のお約束を検証してみた。
【写真】壁ドン、食パンキス…イ・ジョンソク胸キュンフォトギャラリー
本作は、心ないマスコミ報道によって家族を失い、命を助けてくれた老人の息子として生きることになった青年ダルボと、うそをつくとしゃっくりが止まらなくなる架空の病“ピノキオ症候群”に悩むヒロイン・イナの恋物語を描いた作品。
とにかく目を引くのは、まるで少女漫画の世界から抜け出してきたようなイ・ジョンソクのイケメンぶりだ。透き通るような白い肌とどことなく子犬のようなかわいさは、映画『きみはペット』のチャン・グンソクを彷彿(ほうふつ)とさせる。しかも186センチの長身に、小顔でスラリと伸びた長い手足という抜群のスタイル。だが、この「ピノキオ」ではそんな容姿の良さをあえて封印し、壮絶な過去を持つ主人公ダルポとして、ドラマの序盤は長髪&もっさりとした風貌で学校では誰にも相手にされない落ちこぼれを装っている。
それは、「ドリームハイ」で田舎の純朴な青年が、トップミュージシャンとして変貌を遂げるという役どころを演じて大ブレイクしたキム・スヒョンや、「ずる賢いバツイチの恋」でチュ・サンウクが見せる若手実業家への大変身などと同じく、女子をくぎ付けにする法則。“美女と野獣”じゃないけれど、イ・ジョンソクも、磨けば光る王子様。「能ある鷹は爪を隠す」的にイケてる都会風な青年へと変貌することで、物語の展開と共に、ワクワクさせてくれる。
特に、本作では家族を離散させるきっかけになった女性に復讐(ふくしゅう)を誓って、同じマスコミ業界に入り、キャスターを目指していくという役どころ。さまざまなしがらみから、幼いころから共に育ったヒロインに思いを寄せながら本音を明かせず、わざと冷たく突き放すなど、韓流ドラマお約束のツンデレぶりで、女性ファンの胸をさらにキュンキュンさせまくる。おまけに、仏頂面での壁ドンならぬバックハグ、さらには両側からトーストをかじったり……。見ているだけで赤面ものの萌えシーンも満載。子犬のようなキュートさと、優しさで寄り添ってくれるような韓流王子、イ・ジョンソクにハマってしまうこと間違いなしだ。(前田かおり)
イ・ジョンソク
1989年生まれ。中学3年のときにモデルとして活動をスタート。2010年に「検事プリンセス」で俳優デビューを飾り、大ヒットドラマ「シークレット・ガーデン」で天才ミュージシャンを演じ、その後の「君の声が聞こえる」で10歳年上の女性弁護士をいちずに守り抜く青年役で、年上女性の心をわしづかみに。さらに映画『観相師-かんそうし-』では時代劇に挑み、『君に泳げ!』では、天才スイマー役として鍛え抜いた肉体美も披露。もはや韓国のみならず、日本、中国など広くアジア圏で注目されている。
韓国ドラマ「ピノキオ」はWOWOWプライムで9月4日スタート(※第1話無料放送)