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ビル・マーレイがボブ・ディランを超テキトーに熱唱する特別映像公開!

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やさぐれ度合いがイイ感じのビル・マーレイ
やさぐれ度合いがイイ感じのビル・マーレイ - (C) 2014 St. V Films 2013 LLC. All Rights Reserved.

 ひょうひょうとしたたたずまいで人気のコメディー俳優ビル・マーレイが、主演最新作『ヴィンセントが教えてくれたこと』でボブ・ディランの名曲を超テキトーに歌っている特別映像が公開された。

 ビル・マーレイといえば『ゴーストバスターズ』『ロスト・イン・トランスレーション』など息の長い活躍を続けているコメディアン出身のベテラン俳優。やる気をどこかに置いてきたような脱力系の芸風で知られているが、『ヴィンセントが教えてくれたこと』ではいつにも増してテキトーな不良中年ヴィンセントを好演している。

 今回公開されたのは、ヴィンセントが自宅の裏庭で懐かしのカセットウォークマンを聴きながらボブ・ディランの「嵐からの隠れ場所」を口ずさむシーン。マーレイの歌声といえば『ロスト・イン・トランスレーション』でのカラオケが印象的で、同作ではエルヴィス・コステロとロキシー・ミュージックの曲を披露。お世辞にもうまいとは言えないながら妙に味わいのある歌声がいかにもマーレイらしかった。

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 今回の映像は約2分40秒と歌う時間をたっぷり取りながら、主人公ヴィンセントのキャラを絶妙に伝えるワンショット。同居人に止められているタバコを植木鉢の中に隠していて、こっそり吸おうとするもアッという間に気付かれるマヌケさ。植木鉢に水をやろうとホースを持ってきて、ドボドボと水を注ぐアバウトさ。ほとんど枯れている鉢には小さな国旗が立っていて、不謹慎なんだか愛国者なんだかわからないテキトーさ。それらがボブ・ディランのシニカルだけどロマンチックな歌詞と相まって、メンドくさいけど嫌いになれないヴィンセントの人物像が浮かび上がってくる。

 『ヴィンセントが教えてくれたこと』は、偏屈な年寄りヴィンセントと隣家に引っ越してきたいじめられっ子の少年オリバーの交流を描いたヒューマンコメディー。かめばかむほど味が出るビル・マーレイの魅力が詰め込まれた作品だけに、今回の特別映像もファンの期待を大きくあおる中身になっている。(村山章)

映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』は9月4日より全国公開

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