さとり世代「ニーチェ先生」実写ドラマ、「勇者ヨシヒコ」福田雄一が演出&脚本
「お客様は神様だろう!?」と怒鳴る客に対し、「神は死んだ」とニーチェの言葉を用いて応対する。まるで悟りを開いたかのような態度で接客をする“さとり世代”のコンビニバイトの姿を描いた人気漫画を実写ドラマ化する「ニーチェ先生」の演出と脚本を、「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一が担当することが明らかになった。
漫画「ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~」(月刊コミックジーン連載中)は、Twitterに投稿されたコンビニアルバイトの仰天業務日誌をコミカライズし、累計発行部数105万部を突破した接客業界の不条理を描いたコメディー作品。コンビニを舞台に、仏教学部に通う大学生の新人バイト・ニーチェ先生こと仁井智慧と、彼に振り回されるベテランバイトの松駒くんの二人を中心に展開していく。
主役の仁井役と松駒くん役には、「学校のカイダン」などの間宮祥太朗と「アオイホノオ」などの浦井健治が決定。本ドラマで初主演を果たす間宮は、「これをどう映像化していくのかと想像を巡らせるだけで、気分が高揚します。そんな作品を福田雄一さんと作れるだと!? こんなに胸踊ることがあっていいのか」と気合十分。浦井も「松駒くんを演じさせていただくことが決まったと聞いた時、思わず跳びはねて喜んでしまいました! シュールで、笑えて、本当に魅力的な原作! それを福田監督がドラマ化するというのは、楽しみで仕方ありません!」と意気込んでいる。
福田監督は、「神様に『お前、原点に戻って、笑いを一から考え直せ』と言われた気がしました」とコメント。また、深夜のファミレスから一歩も出ずに描いた自身の初監督作「THE3名様」を振り返りつつ、「今度もコンビニを一歩も出ることなく、どうにもならない人間たちの笑いを考えてみようと思います」と語っている。ドラマ「ニーチェ先生」は、2016年1月より地上波放送とオンライン動画配信サービスHuluでの配信を予定している。(編集部・井本早紀)