My Little Lover、小林武史の書き下ろしで11年ぶり映画主題歌!
佐藤浩市と本田翼が共演する新作映画『起終点駅 ターミナル』の主題歌が、音楽ユニット My Little Lover (通称・マイラバ)の新曲「ターミナル」に決定した。同作の音楽を担当する小林武史が書き下ろした楽曲で、マイラバの新曲は2011年発売のシングル「ひこうき雲」以来4年ぶり、映画主題歌を担当するのは、同作を手掛けた篠原哲雄監督作『深呼吸の必要』(2004年)以来11年ぶりとなる。
『起終点駅 ターミナル』は直木賞作家・桜木紫乃の短編小説を原作とする人間ドラマ。25年前の苦い出来事を引きずる55歳の弁護士・鷲田(佐藤)と、孤独な25歳の女・敦子(本田)の運命的な出会いと別れを描く。
小林が書き下ろした主題歌「ターミナル」は、鷲田に何も語ることなく、人生の一歩を踏み出していく敦子の、胸に秘めた思いをつづった一曲。ボーカルのakkoは、「絶望的なことが起こるのに、心の中の小さな灯火がずっと温かい。重苦しいのに、なぜか瑞々しさのようなものを感じる。それはそれぞれの終わりと始まりが、これからもずっと続いていく予感がしたからかもしれません」と同作について語ると、「私はこの世界に凛とした姿で寄り添いたい、そんな想いで主題歌を歌いました。この映画にとって、よき脇役となれますように」と心境を明かす。
また、akkoとの再タッグに、「二度目の奇蹟に感謝致します」と喜びを語る篠原監督は、「ずっと心を閉ざしてきた男とたったひとりで生きてきた女が出逢い、最果ての地からそれぞれ旅立っていく。 My Little Lover の楽曲、akkoさんの透き通った歌声が、必死で生きてきた彼らとその未来に優しくエールを送ってくれました」とコメント。同楽曲は、マイラバのデビュー20周年プロジェクトのリードシングル(リリース日未定)でもあり、20年のときを経て、アーティストとして、一人の女性として活動の幅を広げている akko がヒロインの心情をのように表現するのか。期待が膨らむ。(編集部・入倉功一)
映画『起終点駅 ターミナル』は11月7日より全国公開