アカデミー賞スウェーデン代表でエントリー決定!ロイ・アンダーソン監督の『さよなら、人類』
映画『散歩する惑星』『愛おしき隣人』など世界中の映画祭で高い評価を受けてきたスウェーデン映画界の巨匠ロイ・アンダーソン監督の新作『さよなら、人類』が、スウェーデンの代表作としてアカデミー賞外国語映画賞にエントリーすることになった。The Hollywood Reporter ほか複数のメディアが報じている。
『さよなら、人類』は、『散歩する惑星』『愛おしき隣人』と共に3部作「リビング・トリロジー」を構成する作品で、第71回ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した。
そのストーリーは、面白グッズを販売する2人組のセールスマンが、どうやってもうまくいかない人々の人生を目撃するさまを、シュールかつブラックな笑いに満ちた39のシーンで描き切ったもの。
今作はアメリカではマグノリア・ピクチャーズが配給し、これまで21万ドル(約2,520万円)を稼いでいる。もしアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされれば、スウェーデン映画としては、2004年ケイ・ポラック監督の『歓びを歌にのせて』以来となる。日本では8月8日から公開中。(1ドル120円計算)(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)