『進撃』後篇に原作の謎のヒントが隠されている
諫山創による人気漫画の実写映画2部作・後篇『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』に出演した三浦春馬、水原希子、本郷奏多が、後篇に隠された「原作とも関連する仕掛け」や、驚異のスペクタクル映像について語った。
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現在も連載中である原作の要素を踏襲しつつ、オリジナルストーリーへと展開していく後篇。その内容について、「原作でも明らかになっていない謎の重要なヒントが後篇に隠されているんです。ある登場人物が、原作の進行に関わる重要な言葉を発するんです」と主人公エレンを演じた三浦が打ち明けると、親友アルミン役の本郷も「原作のアレはコレじゃないか? とか、いろいろ推察する楽しみがあると思う」と続け、ヒロイン・ミカサ役の水原は「人間ドラマが濃くなって、いろんな意味で戦いが激しくなります」と瞳を輝かせる。
そんな謎に満ちたストーリーもさることながら、樋口真嗣監督をはじめとするクリエイター陣が心血を注いだ特撮描写も、後篇ではさらにヒートアップしていく。「日本の特撮とVFXの精鋭たちが集まって、かなりの時間をかけて作り上げたんです。その丁寧さが映像に出ていると思います」と三浦が熱っぽく語ると、本郷も「ハリウッドのようにお金を掛けてやったのならわかるけど、そうもいかない中であれだけのクオリティーを出せた。今の日本で作れる最高峰のものだと思います」と断言。それを受けて水原は、「あんな映像、今まで観たことない!」と感嘆の声を発した。
今回の超大作で共演した同い年の三人は、お互いを「同志のような関係」と表現する。「同じ年齢の役者さんたちと、これだけ濃密な時間の中で作品を作り上げることは今までなかった。いろんな面で刺激を受けました(三浦)」「同い年とはいえ、お二方は経験的にも先輩だと思っていましたが、今回は先輩・後輩は関係なく、みんなが同じ方を向いてがむしゃらに頑張りました。絶対に忘れられない(水原)」「本当に結束力は強かった。『進撃』というビッグタイトルを背負ったからこそ、100パーセントの力を出し切ろうという共通意識が全員の中に生まれたような気がします。悔いはありません(本郷)」。それぞれの思いを打ち明けたあと、三人は誇らしげな笑みを見せた。(取材・文:斉藤由紀子)
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』は9月19日より全国公開