ボカロ発の卒業ソング「桜ノ雨」実写映画化、主要キャスト決定!
ボーカロイド楽曲として人気に火が付き、中高生の定番卒業ソングとなった「桜ノ雨」の映画化作品で、その主要キャストが発表された。
「桜ノ雨」はボーカロイドオリジナル曲を制作しているhalyosyが、初音ミクを使用してニコニコ動画で発表したオリジナル曲で、高校生活を送るミクの姿をイメージした、卒業がテーマの楽曲だ。2012年には制作者halyosyが原作・原案として参加した小説版も刊行されており、本実写映画作品はその小説版を基にしている。
そして今回、主演の未来(ミク)役に『Zアイランド』『暗殺教室』といった話題作に立て続けに出演し、新ドラマ「南くんの恋人~my little lover」のヒロインにも決定している山本舞香、未来が思いを寄せるハル役には『桐島、部活やめるってよ』やNHK連続テレビ小説「マッサン」で活躍した浅香航大が決定。そのほか、『魔女の宅急便』の広田亮平が蓮役、CanCam専属モデルの久松郁実が瑠華役を務める。
本作が映画初主演となる山本は、「初主演が『桜ノ雨』という親しみのある作品でよかったと思います。合唱ってすごいなと思っていただけるとうれしいです」と意気込みを語り、歌のソロにも挑戦したことを明かした。一方、撮影に入る前からピアノの練習に取り組んだという浅香は「撮影でもピアノの演奏シーンや手元のカットで吹き替えを使わずに全て僕自身で演じる事が出来たことに達成感を感じています」とコメント。
監督を務めるのは、青春映画『リュウグウノツカイ』で劇場映画デビューを果たした新鋭ウエダアツシ。楽曲の制作者であり、小説版の原作・原案も手掛けたhalyosyは、「スタッフさんとお話しを重ねていくにつれ、この楽曲と合唱、小説に対する思いがすごく伝わってきて。僕自身『未来やハル先輩たちが実写で動く姿を見てみたい、歌声を聞いてみたい』と思うようになりました」と本作に期待を寄せた。(編集部・那須本康)
映画『桜ノ雨』は2016年春全国公開