ジョン・ハート、セント・アンドルーズ合意を題材にした新作に出演へ
1980年には映画『エレファント・マン』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、最近ではドウェイン・ジョンソン主演の映画『ヘラクレス』に出演したジョン・ハートが、映画『穴』『アダム -神の使い 悪魔の子-』のニック・ハム監督の新作映画『ザ・ジャーニー(原題) / The Journey』に出演することになったとDeadline.comなど各メディアが伝えた。
本作は、北アイルランドでの連立政権の権限などを取り決めた2006年のセント・アンドルーズ合意を題材に、北アイルランド和平成立に大きく貢献した2人の政治家、イアン・ペイズリーとマーティン・マクギネスを描いた映画。ペイズリーに、映画『ターナー、光に愛を求めて』でカンヌ国際映画祭の男優賞に輝いたティモシー・スポール、マクギネスに、映画『ベラミ 愛を弄ぶ男』のコルム・ミーニイがそれぞれキャスティングされている。
ハートは、合意を実現するのに寄与した政界の大物ハリーを演じる。また、映画『ザ・マシーン』のトビー・スティーヴンスがトニー・ブレアを、映画『チャーリーとチョコレート工場』のフレディ・ハイモアが若い政府の職員を演じることになっている。脚本は、映画『ディボーシング・ジャック』のコリン・ベイトマン。撮影は9月末より開始予定。
ハートは今年6月、すい臓がんを患い治療中であることを公表している。(鯨岡孝子)