映画デートを成功させる!今月のオススメデートムービー9月編
コラム
大型連休がくる前に、ちょっと気になるあの人をデートに誘いたい。あわよくばデートを成功させていい雰囲気になりたい。誰だってそう願っているものです。そんなときに誘いやすいのが映画デート! しかし、映画選択に失敗して気まずい雰囲気になってしまうのは避けたいところ……。ということで、誘いやすさなどを基準に、映画デートの成功率を上げる映画をセレクション! 鑑賞前に注意しておきたい部分もまとめてみました。(編集部・井本早紀)
【写真】この写真のアリが大丈夫なら、『アントマン』は楽しんで観られるはず!
オススメ度:高 『アントマン』9月19日公開
<作品情報>マーベルコミックスの人気キャラクターを主人公にしたアクション。体長1.5センチに変身する特殊スーツを着用した男が、正義の味方アントマンとなって悪に挑む。
マーベル作品といえばシリーズで観ておかなければ楽しめないんじゃないだろうか……というイメージの方もいらっしゃると思いますが、本作は独立した1本の作品として作られているので、初心者でも大丈夫。主人公は娘大好きパパということで、女性とのラブシーンもなく、親子で観ても気まずくなることはないでしょう。ストーリーはもちろんですが、アクション、コメディー要素、1.5センチのアントマンの視点から見る巨大化した日常の世界の迫力など、エンターテイメントとして最後までばっちり楽しめます。また映画のラストには、ある展開を予測させる映像もあるので、「これを機にマーベル作品の映画を観てみようよ!」と次のデートの約束も取り付けやすい作品です。
※注意ポイント※
アントマンとだけあって、アリがかなり登場します。アリが超苦手な人を誘うのは避けたほうがよいでしょう。嫌いかな程度の方であれば、鑑賞しているうちにかわいく見えてくるかもしれません。
オススメ度:高 『ピクセル』公開中
<作品情報>パックマン、ドンキーコング、スペースインベーダーなど、日本の名作ゲームのキャラクターたちをフィーチャーしたアドベンチャー。ゲームキャラクターにふんして地球侵略を開始したエイリアンと人類の攻防を活写する。
まずパックマン、ドンキーコングなど、日本でもおなじみのキャラクターが登場するので、ゲーム好きの人であれば誘いやすい一作です。ゲームマニアにとってはたまらない表現もあるので、鑑賞後、もしも自分たちが戦うならどうする? という話でも盛り上がることができるでしょう。また安定のアダム・サンドラー主演作品ということで、笑えるポイントがたくさん! しかしお下品なジョークはほぼないので、アメリカンな笑いは苦手だよ~という方でも鑑賞しやすい作品に仕上がっています。日本のゲームへのリスペクトが詰まったあるシーンで、フフっと笑ってしまうこと間違いなし。また知らないキャラクターが出てきたら、それを一緒に調べてみるなど、鑑賞後の会話のネタにすることもできるでしょう。
※注意ポイント※
もしもゲームを一度もやったことがない人であれば、劇中理解しづらい部分があるかもしれません。鑑賞前にパックマンなどのゲームを一緒にしてみると、親密度も上がってさらにいい雰囲気で映画を楽しめるかも?
オススメ度:中 『キングスマン』公開中
<作品情報>『英国王のスピーチ』などのオスカー俳優コリン・ファースを主演に迎え、『キック・アス』などのマシュー・ヴォーン監督がメガホンを取って放つ痛快スパイアクション。世界を股に掛けて秘密裏に活躍するスパイ機関所属の主人公が、最強の敵相手に奮闘する姿が描かれる。
ハリウッドのバリバリのアクションを観に行きたいよね。という提案で誘うならば、この作品。『ミッション:インポッシブル』シリーズや『007』シリーズなどが好きな方、「秘密道具」という言葉に心が動かされる方は、かなり興奮して観ることができます。一度観たら、まねをしてみたくなるようなアクションもあるので、どのアクションが一番かっこよかったか、鑑賞後に話すこともできるでしょう。スパイ映画といえば、魅力的な女性とのラブロマンスにも期待が高まりますが、本作ではクールでスマートなスパイを描くことに力を注いだのか、ちょっぴりだけエッセンスが見られる程度です。そのため、友達以上恋人未満の関係でも、鑑賞後に気まずくなることもないでしょう。
※注意ポイント※
R15+作品ということからもわかるように、目的達成のためには、人を殺すことにもなるわけで。スタイリッシュな描写で残酷さはだいぶおさえられていますが、ちょっとでもバイオレンスは無理……という方には不向きかも。むしろガンガンいこうぜ! な方だったらドハマリすることでしょう。
そのほかにも……
『心が叫びたがってるんだ。』(9月19日公開)は、実写ドラマ化でも話題になっている「あの花」(「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」)のスタッフが制作した作品。そのためアニメ好きの人を誘いやすい作品です。けれど、多感な高校生を繊細に描いているので、学生時代の“黒歴史”を刺激される人もいるかも。ベストセラーを記録している幸田もも子の少女漫画を実写化した『ヒロイン失格』(9月19日公開)は、女子受けする一作。桐谷美玲の渾身(こんしん)の変顔などお笑いポイントもばっちり。しかし山崎賢人&坂口健太郎のイケメンコンビが、壁ドンなどの乙女心がくすぐるしぐさを繰り広げてくるので、友人同士でキュンキュンしながら鑑賞したくなる可能性も。