篠原涼子、「今日で着納め…」雪平夏見ラスト衣装に号泣
女優の篠原涼子が17日、都内で行われた映画『アンフェア the end』大ヒット舞台あいさつに、佐藤嗣麻子監督と共に出席した。10年続いたシリーズもついに完結。ブラックスーツに目元を強調した濃い目のメイクという自身演じる雪平夏見スタイルで登場した篠原は、「今日で着納め……寂しい」と打ち明け、大粒の涙を流した。
本作は、2006年に幕を開けた人気連続ドラマの劇場版第3弾であり完結編。数々の陰謀と裏切りに遭いながらも、国家を裏で操る権力組織に立ち向かう女刑事・雪平夏見(篠原)の壮絶な戦いと共に、10年間積み重ねられた謎の真相がついに明かされる。
9月5日に公開を迎え、9月17日現在で観客動員数75万人、興行収入10億円を突破する快挙を成し遂げ、本作最後の舞台あいさつに立った篠原は、冒頭から涙が止まらない様子。これまでにも本作のイベントに出席してきた篠原は、「今日まで不思議と泣かずに来られたんですが、今日は気持ちが終わったなという感じで、つい取り乱してしまいました」と涙の意味を説明。「アンフェアに出会えなかったら(女優として)ここに立っていなかった」と深い思い入れを感じる言葉も残すと、「10年間支え続けてくださったことを心の底から感謝しています」と頭を下げた。
この日は、共演者からビデオレターがサプライズで届けられ、篠原を驚かせる場面も。その中で、「もう一度篠原さんと共演するならどんな役柄で?」という質問がされると、ドラマ版から篠原とタッグを組んできた加藤雅也と寺島進は「夫婦役」と同じ回答。一方、本作でシリーズ初参戦し、役者としての活躍目覚ましいAKIRAは「おこがましいんですけど、篠原さんとバディになりたい」と大胆発言。続けて「それが無理でしたら、村人Aでも通行人Bでも、篠原さんが出演される作品でしたら何でもやります!」と熱望し、笑いをさらった。(取材・文:鶴見菜美子)
映画『アンフェア the end』は公開中