市川由衣と結婚したばかりの戸次重幸、会場からの祝福の大合唱に笑顔!
今月8日に女優の市川由衣と結婚したばかりの俳優・戸次重幸(TEAM NACS)が26日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた『ホコリと幻想』初日舞台あいさつに鈴木聖史監督とともに来場、会場からの祝福に笑顔を見せた。
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この日、登場するなり、大勢のカメラマンからのフラッシュを無数に浴びた戸次。おどけた様子で、まぶしそうに目をパチパチとしてみせると、会場からクスクス笑いが起きた。続けて司会者が「おめでとうございます」と祝福の言葉を掛けると会場からも「おめでとう!」の大合唱。その様子に笑顔を見せた戸次が「ありがとうございます!」とお辞儀をしてみせるなど、会場は祝福ムードに包まれた。
夢に破れて故郷の北海道・旭川へと戻ってきた男が、再生していく姿を描いた本作。「僕は主役をやる機会はあまりないんで、監督とミーティングをしたときに、開口一番、『なんで僕なんですか?』と尋ねました」と振り返った戸次に、鈴木監督は「まずは北海道出身である人を考えていました。重さん(戸次)は東京と北海道の空気感を両方ともダイレクトに知っている人。それと主人公の松野が重さんにピッタリだなと思ってオファーさせていただきました」と返答。その言葉に戸次も「そうですね。(主役は)僕しかいませんね」と再びおどけてみせて、会場は大笑い。
本作は旭川ロケが行われているが、「うれしかったのは、撮影の最中に(共演者の)遠藤要君が、この映画にも出ている特一番さんのラーメンをふるまってくれたこと。撮影中はお弁当じゃなくて、熱いものを出してもらえるとうれしいんですよ。ちょうどダイエットをしていたときだったんですが、遠藤君がふるまってくれたんだから断るわけにはいかないですよ」と述懐。
その言葉にもあった通り、撮影中は精神的にも肉体的にも追い詰められていく主人公を表現するために、ダイエットを行っていたという。「この映画では、だいたい順撮りに進んでいたので、毎日走っていましたね。ただ、旭川の春って寒いんで、タオルをかぶって必死に走っていました。それから僕はお酒が大好きなんですが、撮影中は禁酒をしていました。だからクランクアップの時は、真っ先にすし屋に行って、ベロベロになりましたね」と述懐する戸次。そんな戸次を鈴木監督は「本当にストイックな方だなと思いました。実際に仕事をしてみて、役者魂を感じました」と称賛した。(取材・文:壬生智裕)
映画『ホコリと幻想』は全国順次公開中