「まどか☆マギカ」「ひだまり」蒼樹うめ、ゆの&キュゥべえを即興描き!
アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクター原案やマンガ「ひだまりスケッチ」で知られるマンガ家、イラストレーターの蒼樹うめ初の個展「蒼樹うめ展」の報道向け内覧会が2日、東京・上野の森美術館で行われ、蒼樹本人によるライブドローイングが実施された。
「まどか☆マギカ」「ひだまり」蒼樹うめの初個展!フォトギャラリー
本展覧会では、蒼樹のマンガ原稿やイラストのみならず、初公開となる関連作品の設定資料やデザイン画、本展のために描き下ろした作品などおよそ300点を展示。キャラクター作りの秘密や作品の魅力を紹介する。
自身にとって初となる個展について蒼樹は「わたしはちっぽけなマンガ家でございまして。最初に個展をやりませんかと言われたときは、何と分不相応なと。わたし個人で展覧会なんて成り立つのかと不安でした」と謙遜しつつも、「わたしなりに美術展ぽくない、リラックスした、ニコニコできるような展示ができればと思い、今日までコツコツと作品を作ってきました」とあいさつ。
その言葉通り、展示物の周りには、「わたしのお気に入りです」「この作品は苦労しました」といった蒼樹によるメモ書きのようなコメントが添えられるなど、会場は温かみのある雰囲気。「自分の絵は見慣れているので、見応えがあるのか、じっくり見てもらえるのか。その判断が難しくて。でも、絵を見ていただく方に楽しんでもらえるような工夫を考えたつもりです。展示からグッズから、細かいところまでたくさんの人と協力しました」と本展にかける思いを説明した。
また、その後のライブドローイングで蒼樹は、およそ20分かけて、「ひだまりスケッチ」の主人公・ゆのと、「魔法少女まどか☆マギカ」に登場する謎の生き物・キュゥべえのイラストを披露。会期中もライブドローイングを行うというが、日程については「ほとんど何も決まっていない」とのことで、「(たまたま見かけたら)ラッキーという形になると思います」と付け加えた。10月4日と9日にはサイン会も行われる。(取材・文:壬生智裕)
「蒼樹うめ展」は10月3日~12日まで上野の森美術館にて開催