『エクソシスト』リメイク計画、監督の主張により中止
先週報じられた映画製作会社モーガン・クリークによる映画『エクソシスト』(1973)のリメイク計画について、同作を手掛けたウィリアム・フリードキン監督が自身のTwitterで非難。このツイートを受けて同社は、リメイク計画の中止を発表した。
【写真】傷跡が生々しい……映画『エクソシスト ディレクターズ・カット版』
リメイク報道後、フリードキン監督は「僕としては、モーガン・クリークは“続編”を作ったことで十分に『エクソシスト』を汚しているのに」「オリジナル版を扱う権利をモーガン・クリークが持っていると思っていない。持っているのは“続編”と呼ばれている作品だけだ」などとツイート。すると同社のアカウントはこれに反応し、「(リメイクの)報道はされましたが、わたしたちは二度と『エクソシスト』のリメイクを企画しないことを保証します」と監督に返信。その後のツイートでリメイク計画の中止を正式にアナウンスした。
『エクソシスト』は、少女に憑依(ひょうい)した悪魔と神父の戦いを描いたオカルト映画の代表作。第31回ゴールデン・グローブ賞作品賞(ドラマ)、第46回アカデミー賞脚色賞を受賞した。(編集部・高橋典子)