佐藤健&神木隆之介『バクマン。』初登場V!『蒼き鋼のアルペジオ』も大健闘
映画週末興行成績
興行通信社が5日に発表した土日2日間(10月3~4日)の全国映画動員ランキングでは、原作・大場つぐみ、漫画・小畑健の「DEATH NOTE」コンビによる人気コミックを、佐藤健と神木隆之介主演で実写化した大根仁監督最新作『バクマン。』が首位を獲得した。
325スクリーンで公開された同作は、動員18万4,263人、興行収入2億5,160万7,900円を記録。最終興収22億2,000万円だった大根監督のヒット作『モテキ』の初日2日間成績(動員17万6,525人、興収2億4,578万400円/全国276スクリーン)との興収対比は約103%だった。
客層の男女比は42対58で、『モテキ』の男女比(58対42)から逆転。年齢別では16~19歳が28.4%、20代が26.3%、30代が13.1%と若者層を中心に高い支持を集めた。鑑賞動機(複数回答可)としては、「原作コミックが好き」が52.2%、「週刊少年ジャンプが好き」が23.9%、「斬新な映像技術に期待して」が18%と続いた。
近未来を舞台に謎の軍艦隊“霧の艦隊”と人類との戦いを描いたテレビアニメの劇場版第2作『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』が60スクリーンという公開規模ながら7位に初登場。動員4万2,170人、興収6,752万5,150円を記録している。
3週目を迎えた2位の『ヒロイン失格』は、動員14万8,356人、興収1億7,830万9,700円を記録するなど依然好調。累計動員は129万5,778人、累計興収15億426万6,530円と興収15億円を突破した。その他、4位の『アンフェア the end』が公開5週目にして累計動員152万4,326人、累計興収20億20万5,400円を記録。また、惜しくもトップ10入りを逃したが、アニメ『屍者の帝国』が13位、『パパが遺した物語』が14位に初登場している。
今週末は『図書館戦争 THE LAST MISSION』『ファンタスティック・フォー』『マイ・インターン』『リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード』『GAMBA ガンバと仲間たち』『UFO学園の秘密』などが公開予定。(ランキング・数字などは興行通信社、文化通信社、配給元など調べ)(取材・文:壬生智裕)
【2015年10月3~4日の全国映画動員ランキングトップ10】※()内は先週の順位
1(初)『バクマン。』:1週目
2(1)『ヒロイン失格』:3週目
3(2)『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』:3週目
4(3)『アントマン』:3週目
5(5)『心が叫びたがってるんだ。』:3週目
6(4)『アンフェア the end』:5週目
7(初)『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- Cadenza』:1週目
8(10)『キングスマン』:4週目
9(9)『ジュラシック・ワールド』:9週目
10(7)『ピクセル』:4週目