名バイプレイヤー近藤芳正、53歳にして映画初主演!「ベッドシーンなど初めてのことがいっぱいです!」
名バイプレイヤー・近藤芳正が10日、ユーロスペースで行われた主演映画『野良犬はダンスを踊る』初日舞台あいさつに加藤慶祐、鈴木勝吾、柳英里紗、木下ほうか、そして窪田将治監督と共に登壇した。映画初主演となる近藤は「50すぎたおじさんが、初めてのベッドシーンだったり、初のハードボイルドだったり、始めてのことをいっぱい経験してます」と照れながら心境を語った。
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本作は、敏腕殺し屋として任務を遂行している男が、年齢とともに衰えを感じ始め、家業を引退するかどうかの決断を迫られる心理模様を描いた物語。近藤を主演に起用した窪田監督は「近藤さんありきの企画。誰も見たことのないような近藤さんを見せたくて、いろいろと考えました。近藤さんみたいな柔和な人が殺し屋というのが逆に怖いんですよね」と企画内容を説明。近藤も「これまで借金抱えて相手を殺してしまうという役はありましたが、純粋な殺し屋は初めてですね」と自身のパブリックイメージからは意外な配役だと感じたことを明かした。
そんな近藤の相手役となった柳は「近藤さんの初めてのベッドシーンの相手に選ばれました」とはにかみむと「ナンバー1キャバ嬢の役でしたが、全く分からない立場の役なので、わたしにとってもこの映画は挑戦。張り切ってやらせていただきました」と新境地を切り開いたことに満足そうな表情を浮かべていた。
ハードボイルドな作品だが、現場の雰囲気は和気あいあいとしていたという。近藤は「僕が主演ということですが、ほうかさんや英里紗ちゃん、慶祐、勝吾など、みんなの体温を感じてほしい」と他のキャストを立てると「ようやく今日、初日を迎えることができました。モントリオール国際映画祭でもいい反応をいただいたようですし、多くの人に作品を観てもらいたいですね」とアピールしていた。(磯部正和)
映画『野良犬はダンスを踊る』はユーロスペースほか全国順次公開