吉本興業、洋画配給へ!初作品はなんとファスベンダー主演『マクベス』2016年日本公開!
吉本興業が洋画配給に乗り出すことを発表し、その初洋画配給作品がシェイクスピアの四大悲劇の一つを原作とした、マイケル・ファスベンダー主演の『マクベス』となることが明らかになった。2016年初夏に日本公開される。
本作は、これまで映画・オペラ・舞台など様々な形で世界中から愛されてきたシェイクスピアの悲劇「マクベス」を原作に、中世スコットランドで欲望と野心にとらわれた勇敢で有能な戦士・マクベスが、最愛の妻“レディ”マクベスと共に歩んだ、激動の生涯を描く。
『X-MEN』シリーズなどで知られるファスベンダーがマクベス、『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたマリオン・コティヤールがその妻を務め、野心と欲望に苛まれながら次第に狂気に満ちていく夫婦を演じている。そのほか、第83回アカデミー賞で作品賞を含む4冠に輝いた『英国王のスピーチ』のイアン・カニングがプロデュースを担当し、オーストラリア人のジャスティン・カーゼルが監督を務めた。
第68回カンヌ国際映画祭では、コンペティション部門のクロージング作品として上映され、圧倒的な映像美とドラマ性の高さが評価され、およそ10分間にわたるスタンディングオベーションを受けたことでも話題となった。
なお、本作を手掛けた製作会社ザ・ワインスタイン・カンパニーの代表取締役であるウィリアム・アイアトン氏は、吉本興業と業務提携を結んだことについて、「過去26年間、国内外において映画の配給・製作・宣伝に携わってきましたが、日本のエンターテインメントにおいて深い歴史を持つ吉本興業とパートナーシップを組ませていただけて光栄です」とコメントし、「急速に変わりゆく市場の中で課題は山積みですが、日本と海外をつなげ、世界規模に事業を展開していき、人々の心に届くエンターテインメントをお届けしていくことを目指しています」と熱意を表した。(編集部・石神恵美子)
映画『マクベス』は2016年初夏に全国公開