アンジェリーナ・ジョリー監督『アンブロークン』来年2月日本公開へ!
アンジェリーナ・ジョリーが監督を務め、ミュージシャンのMIYAVIがハリウッドデビューを果たした映画『アンブロークン(原題) / Unbroken』が、『不屈の男 アンブロークン』という邦題で2016年2月に日本で公開されることが明らかになった。
第87回アカデミー賞で撮影賞をはじめとした3部門にノミネートされた本作は、第二次世界大戦で日本軍の捕虜となったオリンピック選手ルイ・ザンペリーニ氏の実話を描いた作品。1936年のベルリン・オリンピック5,000メートルで驚異的なタイムをたたき出し、第二次世界大戦で空軍パイロットになったルイ氏は、ある日乗っていた爆撃機が海に不時着し、47日間漂流した末に、日本軍の捕虜として収容所に送られてしまう。収容所では彼に異常に執着するワタナベ伍長から執拗な虐待を受けるが、ルイ氏は不屈の精神で耐え抜き、遂に解放の時を迎える……。『名もなき塀の中の王』などのジャック・オコンネルが、2年に及ぶ収容所生活を生き延びたルイ氏を演じた。
全米での公開当時、その設定から反日映画なのでは? と議論の的となっていた本作だが、日本を舞台にしているにも関わらず日本で公開されないことに違和感を覚えた製作&配給会社が、戦争を描くいろいろな形の映画があるべきという考えのもと、戦争を背景に苦難を不屈の精神で生き抜く男の生き様を力強く描いた素晴らしいドラマであることから公開に踏み切った。“監督”アンジェリーナ・ジョリーの手腕に期待が膨らむ一本だ。(編集部・吉田唯)
『不屈の男 アンブロークン』は2016年2月にシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開