「ハリー・ポッター」正統続編!息子の物語が舞台化 副題は「呪われた子供」
映画化もされた人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの続編となる物語が舞台化されることが発表された。タイトルは「Harry Potter and the Cursed Child」(日本語訳:ハリー・ポッターと呪われた子供)。原作者のJ・K・ローリングを含めたチームが、ハリー・ポッターの息子にスポットを当てた物語を描く。
舞台のオフィシャルサイトによると、本舞台は全7章の小説の続きとなる、事実上の8作目として製作。「ハリー・ポッター」シリーズとしても公式に舞台化されるのは初のこと。脚本はローリングのほか、舞台「Once ダブリンの街角で」でトニー賞を受賞した演出家ジョン・ティファニーとテレビドラマ「FADES/フェーズ」などの脚本家ジャック・ソーンが執筆している。
舞台では、ハリーとその息子であるアルバスに焦点が絞られる。魔法省に勤め、過労になりそうなほど仕事に追われていたハリー。3人の学生の子供を持つパパでもある彼は、常に英雄「ハリー・ポッター」でいることが難しくなっていた。過去と向き合いつつも、昔を拒絶しようとするハリー。一方、彼の次男であるアルバスは、「“伝説”の家族」という望まぬ重荷に苦しめられていた。そして過去と現在が不吉に交錯するとき、二人は不愉快な真実を知ることになる。また思いも寄らぬところから、闇が忍び寄っていた。
舞台は2部作として構成されており、昼公演・夜公演で1部・2部を上演、もしくは2夜連続上演を想定したプログラムになるとのこと。プレビュー公演は2016年5月下旬、ワールドプレミア公演は2016年7月30日にロンドンのパレス・シアターで予定している。舞台版キャストは後日発表予定。演出はジョンと振付師のスティーヴン・ホゲットが担当する。ローリングは舞台について、自身のTwitterで「ご存知の通り、これは前日譚ではないわ。『Harry Potter and the Cursed Child』は19年後の物語よ!」とつづっている。(編集部・井本早紀)