ディカプリオ、動物死骸の中で寝る
レオナルド・ディカプリオが新作『レヴェナント:蘇えりし者』の撮影で、動物の死骸の中で寝たという。
40歳のディカプリオは同作で、狩猟の最中に熊の襲撃を受けて瀕死(ひんし)の重傷を負い、そのまま置き去りにされたことで、仲間に対して復讐(ふくしゅう)を誓う毛皮猟師を演じている。
ディカプリオは、カナダとアルゼンチンでの9か月にわたる厳しい撮影で、今までに経験したことのない難しいことを突きつけられたと明かす。
4度オスカーにノミネートされたことのあるディカプリオだが、「これまでのキャリアでやらなくてはいけなかったことの中でも、とてもつらかったことが本作に30~40個くらいあったよ。凍るほど冷たい川に出たり入ったり、動物の死骸の中で寝たり、今まで食べたことのないものを食べたり。凍てつくような寒さに耐えなくてはならず、常に低体温症状態だったんだ」と撮影を振り返る。
また、劇中でのおびえるリアクションは演技ではなく本物であるという。「普段、バイソンの生の肝臓なんて食べないからね。映画を観れば、僕の正真正銘のリアクションを見ることができるよ。(本作でメガホンを取った)アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督がそれを作品の中に残したからね。それが全てを語っていると思う。まさしく本能的なリアクションなんだ」と米 Yahoo Movie に語っている。
そんな凄まじい経験をしたディカプリオだが、トム・ハーディやドーナル・グリーソンと共演の本作に出演したことを後悔していないようで、「現代の作品の中でも、とてもユニークな鑑賞体験をもたらしてくれる映画になると思う」と本作をアピールした。(BANG Media International)