綾野剛、厚生労働大臣と緊張の面会!「救える命」への思い告白
俳優の綾野剛が28日、霞が関の厚生労働大臣室で、塩崎恭久大臣と面会した。綾野は現在、TBS系医療ドラマ「コウノドリ」(毎週金曜・夜10時~)に、産婦人科医の主人公・鴻鳥サクラ役で出演。10月30日の放送回では「風疹」がテーマとなり、国民に広く理解・普及を図ることを目的に厚生労働省とのタイアップ企画が実現した。
緊張の面持ちで大臣室に入室した綾野は、塩崎大臣とがっちり握手。TBS側で作成した、風疹の予防を呼び掛ける啓発メッセージを掲載したリーフレットを手わたした。
綾野はドラマについて、「周産期医療をテーマにしたドラマを撮影しています。登場人物はフィクションですがドラマの中で起こっていることは全てノンフィクションです」と塩崎大臣に説明。また風疹について、「僕も子供の頃にワクチンを打ちました。1本の注射で救える命があります。スタッフも含めてとにかく見ている視聴者の皆さまに、そういったことがきちんと届くようなものを作っていかないといけないと思っています。フィクションの媒体から現在進行形で起こっているノンフィクションの現場にそういったことを届けるということは、ドラマの正しいあり方のひとつだと思います」としみじみ語った。
最後は「今回は大臣に貴重なお時間を作っていただいて、感謝しています」と頭を下げた綾野。その真摯(しんし)な態度に塩崎大臣は、「われわれとしては、若い人たちが子供さんをおつくりになる前にしっかりと抗体検査をしたうえで予防接種をしてもらいたいと思っています。綾野さんの番組が命を救うことができる。素晴らしい番組を作っていただいてありがとうございます」と笑みを浮かべながら、感謝の気持ちを伝えた。
本作は原作者・鈴ノ木ユウの実体験に基づいて描かれた人気医療マンガのドラマ化作品。(取材・文:名鹿祥史)