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警察から銃を借りて映画を撮る!ソマリランドの映画会社

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目指せソリウッド!
目指せソリウッド! - (画像はBBC メアリー・ハーパー記者のTwitterのスクリーンショット)

 ソマリランドの映画会社 Amazing Technology Group (以下、ATG)は現地警察から銃をレンタルして映画をつくり、時には現役の警察官にもエキストラとして出演してもらうことがあるそうだ。BBCのメアリー・ハーパー記者が伝えている。

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 ソマリランド共和国、通称ソマリランドはアフリカのソマリア半島に位置し、独立国家として機能はしているものの、国際的にはソマリアの一部として見なされている世界でも珍しい“未承認国家”だ。

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 その未承認国家で映画をつくるATGに所属し、スタントマンとして活躍するモハメド・サレは次のようにインタビューに答えている。「前に撮影で車がひっくり返りそうになったことがあった。2つのタイヤだけが地面について、ほぼ垂直になったんだけど、一番怖かったのは僕らの車じゃなかったってこと。貸してくれた会社はただのドライブに使うと思っていて、まさかアクション映画に使われるとは思いもしなかっただろうね」。

 撮影用に警察からナイフ、斧、銃などを借りることもあるそうだ。ATGの副代表にして看板俳優のハーシー・アブディリザックは語る。「あるものでやらなきゃいけないんだよ。お金がなくて衣装が買えないから借りる。銃はプラスチックのものを買って黒く塗ったこともあるね。あと友達が警察にいるからナイフとか斧とか借りる」。驚くことに現在撮影中の新作には警察から借りた本物のAK-47ライフルが使用されており、友達の警察官もエキストラとして出演しているそうだ。

 2013年に地元テレビで放送されたソマリランド初の映画ともいわれる映画『ザ・ロスト・ダイアモンド(原題)/The Lost Diamond』は大ヒットを記録したという。ハリウッドとボリウッドの映画から全てを学んだと語る彼らの目標はソマリランドの映画産業を盛り上げ、“ソリウッド”をつくりあげることだ。自ら改造したと語るカメラで撮ったソマリランド映画が日本でも公開される日を待ちたい。(編集部・海江田宗)

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