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動物愛護の現実と希望…小林聡美が実感

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ドラマ以上にドラマチックな撮影を振り返った小林聡美
ドラマ以上にドラマチックな撮影を振り返った小林聡美

 飼い主を失い、名前のない犬たちの命を見つめるドキュメンタリードラマ『犬に名前をつける日』に主演する女優・小林聡美が、31日、東京・シネスイッチ銀座での初日舞台あいさつに、山田あかね監督と共に登壇した。小林は「筋書きのない作品なので、毎日何が起きるかと緊張の連続でした。目の前で起こっていることが、ドラマ以上にドラマチックだった」と撮影を振り返った。

映画『犬に名前をつける日』予告編

 『すべては海になる』などの山田監督が、愛犬を病気で亡くしたこときっかけに、動物愛護センターで殺処分を待つ犬猫を救い出す人たちや、東日本大震災で置き去りになった動物の保護に奮闘する人たちを4年間取材。本作は、200時間を超えるドキュメント映像に、主人公として犬たちの現実を取材するテレビディレクター・久野かなみ(小林)のドラマを融合し、命の現場でゆれる取材者の気持ちをリアルに描き出した。

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 「撮影の初日にうかがったのが、千葉の動物愛護センターでした」という小林は「最初は怖いというイメージだったけれど、あそこには処分される動物も、救われる動物も集まっているんだと、現実と希望を体験することができた」と話し「現場では知らないうちにカメラがまわっていて、セリフを覚えるプレッシャーでなく、別のプレッシャーもあった。ドキュメンタリーの力を感じる作品です」と客席に訴えた。

 山田監督は「4年前は資金も機材もゼロ。劇場公開できるなんて夢にも思っていなかった」「ダメだと思わず、一歩ずつ進み、また一匹ずつ救えば、世の中は変わるんだと思います」と力を込めていた。(取材:岸田智)

映画『犬に名前をつける日』は公開中

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