テレビ版『ロッキー・ホラー・ショー』 フランクン・フルター博士役はトランスジェンダー女優のラヴァーン・コックス
米FOX局が製作する映画『ロッキー・ホラー・ショー』の2時間ドラマで、トランスジェンダー女優ラヴァーン・コックスがフランクン・フルター博士を演じるとDeadlineなどが報じた。
テレビドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」にトランスジェンダーの女囚ソフィア役で出演している彼女は、同役で2014年エミー賞ゲスト女優賞(コメディー・シリーズ部門)にノミネートされている。惜しくも受賞には至らなかったが、“女優”賞にノミネートされたこと自体が史上初の快挙で、トランスジェンダー俳優のために新境地を開いたと言われている。
同2時間ドラマは、最適なキャスティングができた場合のみ、製作が決定するという条件つきだったが、ラヴァーンの出演が決まったことで正式にゴーサインが出たとのこと。フランクン・フルター博士は舞台版でも伝説的カルト映画『ロッキー・ホラー・ショー』でもティム・カリーが演じた役として知られる。ほかの配役は決まっていないが、2016年秋に録画放送を予定しているという。
監督を務めるのはテレビ映画「ハイスクール・ミュージカル」のケニー・オルテガ。製作総指揮はケニーのほか、テレビドラマ「バフィー~恋する十字架~」のゲイル・バーマンと映画版の製作に携わったルー・アドラーが名を連ねている。(澤田理沙)