黒の組織関係者がズラリ！劇場版『コナン』新作の特別動画

　劇場版『名探偵コナン』シリーズ最新作の公開日が2016年4月16日に決定し、その新作の内容をうかがい知ることができる映像とビジュアルが公開された。

　週刊少年サンデーで連載中の青山剛昌の漫画「名探偵コナン」は、1996年1月にテレビアニメとして放送を開始。のちに劇場版シリーズ化もされ、国民的映画として認知されるほどの人気を博す。今年4月に公開された劇場版第19弾『名探偵コナン　業火の向日葵（ごうかのひまわり）』では、興行収入44憶7,000万円というシリーズ最高の興収を記録した。（数字は宣伝調べ）

　今回、発表された劇場版『名探偵コナン』第20作目のビジュアルには、挑戦的な笑みを浮かべるコナンの横に、Gin（ジン）、Vodka（ウォッカ）、Vermouth（ベルモット）といった「黒ずくめの組織」構成員たちのコードネームが並び、最後には同組織の重要人物と噂されるRum（ラム）の名前が……。「聖域の扉が開く－」というコピーで締められたこのビジュアルは、コナンと黒の組織の戦いの新展開を期待させるものとなっている。嬉しいことにこのビジュアルが描かれた「黒（ブラック）ビジュアルチラシ」は11月7日より一部劇場を除く全国の劇場で9万6,960枚が限定配布されるという。チラシの裏面にはこれまで登場した黒の組織の面々が描かれており、ぜひ手に入れて実物と睨めっこしながら推理を続けてもらいたい。

　併せて公開された動画は、「待ってたぜ……この時を！」というコナンの決意の台詞から始まり、灰原や赤井といった、黒の組織を取り巻く人物たちの意味深な台詞が続く。ここで最も気になるのはベルモットの「あの人が動き出したわ」という発言とその前に一瞬だけ見える謎の目元のアップ……。「これで、ジ・エンドだ」と言いながら銃をかまえるジンのあとには、新作のタイトルと思われる画面が映し出されるのだが、サブタイトルはわずかに“黒”という字に見える文字が見え隠れするという、観た後にそれぞれの推理を発表したくなるような、とにかく謎だらけの映像となっている。

　アニメ放送開始20周年を記念し、歌舞伎俳優・市川海老蔵が本人役として出演する「コナンと海老蔵 歌舞伎十八番ミステリー」が2016年1月に放送されることも本日発表されたばかり。はたして海老蔵とコナンはどんな掛け合いをみせるのか。そして謎が深まる劇場版はどんな内容になっているのか。テレビアニメも劇場版も、ますます盛り上がる「名探偵コナン」から目が離せない。（編集部・海江田宗）

第20弾劇場版『名探偵コナン』は2016年4月16日に全国公開