パリ在住ナタリー・ポートマンのプレミア上映中止…パリ同時多発テロで各イベントに影響
13日(現地時間)にフランス・パリで発生した同時多発テロの影響で、パリ在住のナタリー・ポートマンが主演している映画のプレミア上映がキャンセルされるなど、フランス国内外でのイベントに影響が出ている。The Hollywood Reporter などが報じた。
テロ発生翌日の14日深夜(現地時間)に、ナタリーの主演映画『ジェーン・ゴット・ア・ガン(原題) / Jane Got a Gun』の関係者が、現地時間の15日~16日に予定されていたナタリーのテレビ出演、記者会見、同映画のプレミア上映を中止すると発表した。ナタリーの夫のベンジャミン・ミルピエは、パリ・オペラ座バレエ団の振り付けを担当しており、夫妻は今年からパリに居住している。
また15日にパリで行われる予定だったスティーヴン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』のフォトセッションも中止された。テロが起きた時に、スピルバーグ監督はベルリンで同映画のイベントを終え、パリに向かっている途中だったと同サイトは伝えている。
その他にも人気ロックバンドのU2やフー・ファイターズも公式サイトなどでテロの犠牲者への哀悼の意を示すコメントを出すとともに、予定されていたパリでのコンサートの中止を相次いで発表した。
今回のテロの影響を受けたのはパリだけではない。アメリカ・ロサンゼルスで16日(現地時間)に行われる、映画『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』のプレミア上映におけるレッドカーペットでのインタビュー対応も中止が発表され、出演者によるファンへの挨拶と写真撮影だけが行われる予定だという。同映画は先週の初めにパリでプレミア上映を開催していた。(編集部・海江田宗)