阿藤快さん死去 「下町ロケット」現場に悲しみ広がる…阿部寛がコメント
16日、大動脈破裂胸腔内出血のため69歳で亡くなったことが明らかになった俳優・阿藤快さんの訃報を受け、阿藤さんが出演したテレビドラマ「下町ロケット」(TBS系)で主演を務める阿部寛が、所属事務所を通じたFAXでコメントを寄せた。撮影現場では、関係者全員がショックを受けているという。
FAXで阿部は「つい先日まで下町ロケットの撮影で御一緒した阿藤さんの突然の訃報を今ロケ現場で聞いて、皆がショックを隠しきれません」と報告。「大先輩なのにお茶目で謙虚で誰にも親しまれた方でした」と続け、「難しい科学用語の台詞に苦労された時『すみません』と照れ臭そうに仰っていた笑顔が忘れられません。まだまだ御一緒させていただきたかったです。残念です。ご冥福をお祈りします」と故人をしのんだ。
「下町ロケット」は、宇宙科学開発機構の元研究員で、現在は父親が遺した下町の工場「佃製作所」の社長を務める主人公・佃航平(阿部)が、倒産の危機に立たされた工場の経営と、捨てきれずにいた宇宙への夢とのはざまで奮闘する姿を描いた連続ドラマ。阿藤さんは、佃製作所と先代のころから付き合いがある弁護士役を務めた。(編集部・入倉功一)