新『スター・ウォーズ』ヒロインはミレニアム・ファルコンの操縦士？デイジー・リドリーが語る撮影秘話！

　映画『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』の新ヒロインに起用され、世界中の映画ファンから注目を浴びるイギリス人女優デイジー・リドリー。2013年に女優活動をスタートしたばかりで、伝説的SFシリーズの主人公に大抜擢。23歳で現代のシンデレラガールとなった彼女が撮影を振り返った。

新ヒロインが戦うのは？『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』予告編

　デイジーが演じるレイは、砂漠の惑星ジャクーで家族を待ち続ける孤独なヒロイン。本作では、そんな彼女の運命が、ある出会いによって一変するさまが描かれる。メガホンを取ったJ・J・エイブラムス監督は、壮大なサーガを背負って立つヒロイン役を選ぶにあたり、有名女優ではなく「あらゆることを全てやりこなす能力がある」人物を求めていた。

　「そんな女優を探し当てるのは相当苦労したけれど、彼女を見つけた時にレイにぴったりの女優を見つけたと心から思ったんだ。彼女には限界がないと感じたんだよ」と監督。一方、選ばれた瞬間はただ「オー・マイ・ゴッド」と言うしかなかったというデイジーは、世間に発表されるまでの間を「まるで妊娠したかのような気分だったわ。だって妊娠は3か月になるまで、誰にも言えないでしょ（笑）」と無邪気に振り返る。

　もちろんアクションも今回が初挑戦。3か月に及ぶ厳しいトレーニングでは、木の棒を使ったファイトも練習したといい、「自分でも（撮影を）持ちこたえられるとは思ってなかった。だけどトレーニングから自分を追い込んでいたから乗り切ることができたの」と述懐する。最新の予告編では、悪役のカイロ・レンから十字型のライトセーバーを突きつけられるシーンがあるレイ。果たして誰とバトルを繰り広げるのかにも注目だ。

　また、シリーズを代表する人気キャラクター、ハン・ソロ（ハリソン・フォード）の宇宙船ミレニアム・ファルコン内での撮影にも臨んだデイジー。ミスが許されない重要なシーンに挑んだと語りつつ、「でも時々『私がミレニアム・ファルコンを飛ばしているんだ』って信じられない気持ちになる瞬間があったのよ」と気になるコメント。「言うまでもなく私は女優としてのキャリアも人生経験もまだまだ浅いわ。でもだからこそ新鮮さと弱さを持った演技で挑んだの。私の持っている全てをレイに注ぎ込みたい」と自信をのぞかせており、ハリソンをはじめとするベテラン陣にも臆せず、堂々と大役を務める姿を目にするのが待ち切れない。（編集部・入倉功一）

映画『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』は12月18日 18時30分より全国一斉公開