ポール・ウォーカーさんの死亡事故 本人の責任とポルシェ
2013年11月に自動車事故で亡くなった、映画『ワイルド・スピード』シリーズなどの俳優ポール・ウォーカーさんの死は、本人の責任によるものだとポルシェ側がコメントしたという。
TMZ.comによると、このコメントは、今年9月、ポールさんの娘メドゥ・ウォーカーさんがポルシェを相手に起こした不法死亡訴訟に対し、ポルシェ側が提出した書類に記載されていたものとのこと。
それによると、ポールさんは乗っていた2005カレラGTの知識も扱い方も熟知しており、リスクや危険を知っていた上で乗車していたと書かれているという。また、デザインに問題があったためポールさんが助からなかったとのメドゥさんの訴えについては、「問題の2005カレラGTは酷使され、改造されていた」と述べているほか、「誤用され、メンテナンスも不十分だった」と反論している。
メドゥさんの代理人は、被害者に責任を押し付けようとしているとポルシェを非難し、きちんとした安全装置が車に装備されていれば、ポールさんは『ワイルド・スピード』の第8弾の撮影に参加し、メドゥさんも愛する父親を失うことはなかったとコメントしている。(澤田理沙)