Netflix×マーベル「ジェシカ・ジョーンズ」主演女優とクリエイターが語る
Netflixとマーベルの実写ドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」について、主役クリステン・リッターとクリエイターのメリッサ・ローゼンバーグが語った。
本作は、PTSDに苦しむ主人公ジェシカ(クリステン)が、スーパーヒーローとしての活動をやめ、私立探偵事務所を開いて難事件に挑んでいくドラマ。「ドクター・フー」のデヴィッド・テナントが悪役キルグレイヴ役に、『ゼロ・ダーク・サーティ』のマイク・コルターがジェシカの夫で黒人ヒーロー、ルーク・ケイジ役に挑戦している。
主演オファーについて、クリステンは「マネージャーからオーディションに参加するように勧められ、自信を持って臨めば楽しめると思っているわたしは、喜んで参加したの。もちろん、主役を任されるとは思っていなかった。なぜなら、これまで自分をスーパーヒーローとして想像したことはなかったし、スーパーヒーロー役を演じてきた女優とはスタイルも違うと感じていたから。でも出演が決まり、パイロット版の脚本を読んだり、(クリエイターの)メリッサと会って、彼女からより深く、ジェシカという複雑で素晴らしいキャラクターについて聞いたりするうちに、今作に関わることに興奮してきたの」と笑顔で答えた。
クリステンを主演に据えたことについて、メリッサは「この企画がチャンネルABCで持ち上がった際には、彼女は何人か居た主演候補の一人だった。当初、ジェシカ役を探すのが難しかったのは、顔で表現しない乾いたセリフを発する女優をなかなか探せなかったから。けれど『ブレイキング・バッド』で彼女の演技の幅を観て、一挙に彼女が第1候補になった。結局、オーディションのときも、彼女の演技はわたしたちの予想を超え、その後も彼女を超える女優は居なかった」と自信を持って選んだことを語った。
ジェシカ役について、クリステンは「メリッサが、このドラマのスターだわ。彼女は女性を主人公にした他の番組にはないくらい、ジェシカを高潔なキャラクターに描いている。さらに、女性を強調した描き方をしないため、彼女のもとでわたしの仕事は守られている気がする。だからハイヒールやミニスカートを履いて、自分の欲しいものを手に入れるようなことをジェシカはしない。メリッサとは番組内で同じ価値を共有できている」とメリッサに感謝した。
同ドラマは、11月20日よりNetflixにて全世界同時配信がスタートした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)