『007』新作、キスシーンが過激だとインドで削除
人気スパイシリーズの最新作『007 スペクター』のキスシーンが「あまりにも過激すぎる」とインドでの上映において、インドの中央映画検閲委員会(Central Board of Film Certification)からシーンの半分をカットするように要求されたという。
Times of India ほか複数のメディアによると、『007 スペクター』は Central Board of Film Certification から全年齢が鑑賞できるAU指定(12歳未満も親の裁量次第で鑑賞可能)を受けているが、同指定を受ける上でキスシーンやセリフの削除を要求されたとのこと。対象になったのは、ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグのレア・セドゥやモニカ・ベルッチとのキスシーンやFワードだという。
これに対し怒りをあらわにしたのが映画ファン。Twitterでは、「#SanskariJamesBond」(高潔なジェームズ・ボンド)というハッシュタグとともに、ボンドガールのビキニ姿をサリー姿に加工した写真がアップされたり、「ボンドはカクテルを飲まない」「ボンドは初めてキスした人と結婚する」などと皮肉めいたツイートがあふれたりと“炎上”状態に。ボンドの魅力を引き立たせるキスシーンの削除への怒りはもちろん、大作をきちんとした状態で観られないことに憤っているようだ。インドでの公開は現地時間20日から。(編集部・井本早紀)