バラに惹かれるのは男の本能!?伊勢谷友介がため息
『リトルプリンス 星の王子さまと私』でキツネ、バラ、ヘビの声を担当した伊勢谷友介、滝川クリステル、竹野内豊。滝川が、バラとは「星の王子さま」原作者であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの妻のことだと話すと、伊勢谷は「どうして、バラのような女性に惹(ひ)かれてしまうのか」と率直な感想をもらした。
『リトルプリンス 星の王子さまと私』で声優共演を果たした三人。普通、俳優が声優として共演した際には、共演者とはアフレコ現場が別になるパターンが多く仲を深める時間もないため、なかなか和気あいあいとはいかないらしいが、伊勢谷、竹野内は趣味の話で大盛り上がり。スチール撮影中は、カメラマンが笑顔のリクエストを出すと、滝川が「伊勢谷さん、何か面白い話をしてください」とふり、伊勢谷が「僕も撮影されているんですよ」と笑いながら返すなど、息の合ったトリオぶりを披露していた。
特に場が盛り上がったのは滝川が声を担当したバラの話をした時。滝川が「バラは原作者の奥さまのことを投影していると言われています。二人はバラと王子さまのように何度もくっついたり離れたりしていたけれど、最終的には彼女のところに戻っていく」と語ると、伊勢谷は「やっぱり、バラに戻った方がいいのかな。当たり障りのないタンポポみたいな人にしといた方がいいんじゃないのかな」と素直な疑問を投げ掛ける。しかし、続けて「自分としてもパッションはバラのような人にいってしまうんだけど」と自分も星の王子さまと同じような選択をすることを明かすと、それを聞いていた竹野内は静かにうなずいていた。
劇中の好きな言葉に触れた際、伊勢谷は「『君とは遊べない。懐いてないから。でも、懐いたらお互いが必要になる』。懐きたいって気持ちになります!」と告白。竹野内も「懐くって、いいね!」と一緒に盛り上がり、滝川も「人間同士で使うのは新鮮」と同意していた。(取材・文:高山亜紀)
映画『リトルプリンス 星の王子さまと私』は全国公開中