スティーヴン・キング「ダーク・タワー」主演はイドリス・エルバか?
スティーヴン・キングのライフワークとして評価される小説「ダーク・タワー」の映画化で、イドリス・エルバが主人公ローランド・デスチェイン役の初期交渉に入ったとEmpireほか複数メディアが報じた。
本作は、アメリカの西部開拓時代をほうふつさせる荒廃した世界を舞台に、「最後のガンスリンガー(ガンマンのこと)」であるローランド・デスチェインと仲間たちの壮大な旅を描く作品で、1982年の第1巻出版以来現在までに8冊(日本では7冊)が刊行されているベストセラーシリーズ。
製作は、イマジン・エンターテインメントのロン・ハワードとブライアン・グレイザー、そして映画『ダ・ヴィンチ・コード』『アイ・アム・レジェンド』の脚本家アキヴァ・ゴールズマンが、ソニー・ピクチャーズとMRCによる製作費出費のもと企画している。脚本は、ゴールズマンとテレビシリーズ「Fringe/フリンジ」のジェフ・ピンクナーが「ダーク・タワー」の第1弾を共同脚色したものを、現在は映画『真夜中のゆりかご』のアナス・トマス・イェンセンが改稿しているようだ。そして映画『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』のニコライ・アーセルがメガホンを取ることになっている。
ローランドの敵の“黒衣の男”役にはマシュー・マコノヒーが候補に挙がっており、このたび映画『マンデラ 自由への長い道』、テレビシリーズ「刑事ジョン・ルーサー」のイドリス・エルバが主演の第1候補になったようだ。
「ダーク・タワー」シリーズは、長編であるため一時期は映画とテレビシリーズに分けて描かれる予定だったが、今のところ出演オファーされたこの2人がテレビシリーズもオファーされているかはわからない。ただ、エルバやマコノヒーをキャストすれば、より注目度は上がるに違いない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)