大島優子が初の時代劇に挑戦!中村勘九郎、松坂桃李の舞台「真田十勇士」映画化
中村勘九郎、松坂桃李が出演しヒットを記録した舞台「真田十勇士」が、舞台同様に中村と松坂の共演で映画化、来年9月に公開されることが明らかになった。出演の大島優子は本作で時代劇初挑戦となる。メガホンを取るのは、映画『TRICK〈トリック〉』『20世紀少年』を手掛け、舞台版でも演出を務めた堤幸彦監督。
2014年に上演された舞台「真田十勇士」は、天下統一を目前にする徳川家康と豊臣秀吉の遺児・秀頼の対立が激化する中、顔立ちの良さと偶然から天下の名将として祭り上げられてしまい実際の自分とのギャップに悩む真田幸村と、幸村を支える抜け忍びの猿飛佐助(中村)、霧隠才蔵(松坂)を筆頭とした真田十勇士の活躍を描く物語。
映画で、佐助と才蔵の幼馴染の女忍び・火垂を演じる大島は「時代劇に出演するのは初めてなのですが、お姫様役ではなくて忍者の役柄だったことが自分にはぴったりだなと思いました」と語った。本作で中村と松坂の二人とは初共演となる大島だが、堤監督とは連続ドラマ初主演を果たした「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」に続いて3作目のタッグとなる。監督は「実は彼女はアクションが得意、今回、彼女のもてる力を全部出し切って闘ってくれるはずです」と大島に期待を寄せている様子。
また中村から「コメディアンとしての才能を感じました」と評された松坂は「舞台では『お待たせしました、あなたの霧隠才蔵です』なんていうキメ台詞があるインパクトの強い役。映画版ではこの台詞自体はないけれど、真田十勇士の中で、とびきりクールでかっこいい“水もしたたるいい男”霧隠才蔵として、最後まで駆け抜けたいです」と意気込んだ。
「舞台初演時は、こんなにビッグ・プロジェクトになるとはつゆとも想像しておりませんでした」と明かす主演の中村は、本作について「仕掛けのハデな最高のエンターテインメント作品であり、壮大な歴史ロマンであり、とにかくいろいろな要素がつまった映画になりそうです」と映画化作品への期待をあおった。「真田十勇士」は、映画公開に合わせて舞台版が再び上演されることが決定しており、夏には小説も出版される予定。(編集部・那須本康)
映画『真田十勇士』は2016年9月に全国公開