渡部篤郎、息子の結婚相手に年上を推奨
俳優の渡部篤郎が今月18日、都内で行われたテレビドラマ「お義父さんと呼ばせて」合同取材会に遠藤憲一と共に出席。渡部は21歳の息子に、年上女性との結婚を勧めていることを明かした。
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遠藤と渡部がW主演を務める本ドラマは、愛娘の結婚相手（遠藤）が父親（渡部）と同い年のオジサンだったことから巻き起こる騒動を描いたコメディー。配役について、「逆なんじゃないかとよく言われるけど」と切り出す渡部は、「（逆だと）思ったでしょ？」と遠藤のツッコミを受けても「全然思ってないです。遠藤さんが彼氏の方が面白いしね」と語るものの、「僕（が彼氏）だったらリアリティーが出ちゃうでしょ」とニヤリ。遠藤は「当然逆だと思っていた」そうだが、「渡部さんとはピリッとした緊張感のある作品をやってきたので、コメディーで思いきり絡めるというのは楽しみ」と胸を弾ませる。
そんな中、「劇中と同じことが現実に起きたら？」と質問された渡部は、「僕はオヤジ推進派ですからお勧めします。少々年齢がいっている男の方が、いろんな事を知っているし、お金も持っているからいいですよ」とコメント。実際、長男には「できれば年上の奥さんと結婚した方がいいんじゃない」と話をしているという。ところが、「（もし自分に娘がいたとしたら、娘の結婚相手として）遠藤さんは嫌だけどね」とキッパリ。「なんでダメなの？？」と詰め寄る遠藤に、「酔うとうるさいんだもん。面倒くさい」とプライベートな一面を明かし、断固拒否した。
仲の良さを感じさせる二人だが、「剣客商売」（1998）で初共演したことについて、渡部は「記憶にない。何の役で出ていましたっけ？」とつれない反応。しかし、その後の共演から「仕事に対する姿勢がとても真面目。見た目や雰囲気でアバンギャルドな感じなのかなと思っていたけど、とても繊細だと思った」と遠藤の印象を語ると、「お互い、どう力をつけてきたかを試される時期だと思います。そういう意味では、僕もまだまだ胸を借りるつもりでやっていこうかなと思っています」と実年齢では7歳上の先輩に敬意を示す。
一方、遠藤が渡部について「シャイで真面目で、とてもせっかち」と明かすと、渡部は「自分よりせっかちな人に会ったことがない」と追従して、笑いを誘う。そんな渡部との共演を、遠藤は「50代でこういう役に出会えると思っていなかった」と喜びながら、「原点に立ち返って、新しいドラマを作り上げたい」と意気込んだ。（取材・文：鶴見菜美子）
テレビドラマ「お義父さんと呼ばせて」は2016年1月19日に関西テレビ・フジテレビ系でスタート（毎週火曜22時～22時54分 初回15分拡大）