デヴィッド・ボウイ、癌で死去 69歳の誕生日を迎えたばかり
イギリスを代表するミュージシャンのデヴィッド・ボウイさんが10日(現地時間)、癌のため亡くなったと公式Twitterが発表した。8日に69歳の誕生日を迎えたばかりだった。
「デヴィッド・ボウイは18か月にも及んだ癌との闘病生活を経て、今日、家族に見守られながら安らかに息を引き取りました。多くの人が喪失感を分かち合うことでしょうが、深い悲しみに暮れている間は家族のプライバシーを尊重していただければと思います」という文章がTwitterをはじめとする公式SNSで発表された。
ボウイさんの息子で、『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』を手掛けた映画監督のダンカン・ジョーンズは、「とても残念で悲しいけれど、本当です。しばらくオフラインになります。皆さんに愛を」と自身のTwitterでコメントしている。
デヴィッド・ボウイさんはエンターテインメント性の高いパフォーマンスで、グラムロック全盛期にロックスターとしてその名をはせた後、ニコラス・ローグ監督の『地球に落ちて来た男』で、個性的なビジュアルと独特な存在感でメジャー俳優として注目される。1983年には大島渚監督の『戦場のメリークリスマス 』で、ジャック・セリアズ少佐を演じ、その演技が世界の映画祭などで高い評価を受けていた。(編集部・石神恵美子)