デヴィッド・ボウイさん、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』続編出演の可能性も…監督が追悼
英国の人気歌手デヴィッド・ボウイさんがガンのため69歳で亡くなったことを受け、現地時間10日、マーベル・スタジオのヒーロー映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を手掛けたジェームズ・ガン監督が、追悼のメッセージと共に、ボウイさんに同作の続編にカメオ出演してもらう案があったことをFacebookで明かした。
ガン監督は、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』内で、ボウイさんの楽曲「月世界の白昼夢」(Moonage Daydream)を使用。ボウイさんの死について、「とてつもなく悲しい」とFacebookにつづったガン監督は、マーベルの社長ケヴィン・ファイギと、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』続編にカメオ出演してもらうキャストを選んでいたとき、ファイギからボウイさんの名前が挙がったと告白した。
ガン監督も「それ以上にハッピーなことなんてない」と乗り気だったが、共通の友人を通して、ボウイさんの状態が芳しくないことを聞いたため、出演はかなわなかったという。映画ファンにとっても貴重な出演になったことは間違いなく、残念なばかりだ。
ボウイさんの早すぎる死についてガン監督は、「69歳だって? ちくしょう、こういうときこそポジティブでいなくちゃならないのはわかっているけど、それにしたって若すぎる。ガンのクソッタレめ」とつづっている。
『地球に落ちて来た男』『戦場のメリークリスマス』『ラビリンス/魔王の迷宮』への出演をはじめ、映画界でも多大な功績を残したボウイさん。その死を受け、『プレステージ』でボウイさんと共演したヒュー・ジャックマンは「僕らは伝説を失った。デヴィッドの家族に愛を込めて」とツイート。ラッセル・クロウも「あなたの音楽が、あなたのことが大好きだった。これまでで最も偉大なパフォーマンスアーティストの一人だ。デヴィッドよ、安らかに」とつぶやくなど、映画関係者もTwitterなどを通じて追悼の言葉を寄せている。(編集部・入倉功一)