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ジョージ・ミラー監督『マッドマックス』から離脱?続編製作を否定

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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が高評価されているジョージ・ミラー監督
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が高評価されているジョージ・ミラー監督 - Jun Sato / Getty Images

 映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のジョージ・ミラー監督が、同シリーズの続編を作るつもりがないと Page Six に語り、シリーズからの引退をほのめかしている。

【動画】圧倒的な高評価!『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

 30年ぶりのシリーズ新作となった本作は、2010年にオーストラリアで撮影を開始する予定だったが、記録的な大雨による洪水が映画の舞台となる砂漠を侵食。その後、自然の恵みを受けた砂漠が花畑になってしまったことで、ロケ場所をアフリカのナミビアに変更しなくてはならず、2012年まで撮影開始が長引いてしまった。

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 そういった困難な状況を振り返ったミラー監督は、同サイトに対して「『マッドマックス』たちを作るには、永遠の時間がかかる」とコメント。「もう、これ以上『マッドマックス』を作るつもりはないんだ」とも語り、シリーズ引退をほのめかしたという。

 昨年の来日時にミラー監督は、「映画が出来上がったばかりだから、ちょっと休養が必要。でも作っている最中に、他のストーリーも考えついたんだ。それは今、頭の中にあるよ」と発言。また BBC Two のサイト Top Gear に対しても、続編2本の脚本を執筆済みであると語っていただけに、ファンにとっても残念な知らせとなった。次回作についてミラー監督は、低予算の小品を作りたいと Digital Spy に語っており、その作品の後で、再び『マッドマックス』に創作意欲が向くことを祈りたい。

 荒廃した近未来が舞台の本作は、全編ノンストップのカーチェイスが展開するアクション大作でありながら、昨年は国際映画批評家連盟(FIPRESCI)がグランプリ作品に選出し、第73回ゴールデン・グローブ賞でも作品賞にノミネートされるなど高い評価を獲得。発表が間近に迫る第88回アカデミー賞でも、作品賞をはじめとした主要部門へのノミネートが期待されている。(編集部・入倉功一)

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