吉本版「西遊記」は台湾でも大人気!すっちー&吉田裕の “乳首ドリル”に台湾人、笑撃を受ける
吉本新喜劇で上演された「西遊記」のパロディー舞台を大胆に映像化した『よしもと新喜劇 映画「西遊喜」』が16日から公開されることを受け、本作で三蔵法師を演じるすっちーと、孫悟空役の吉田裕、沙悟浄役の松浦真也、猪八戒役の酒井藍が、ロケ地となった台湾での撮影を振り返った。
映画化が決まった時は素直にうれしかったというすっちー。日本では三蔵法師というとテレビドラマ「西遊記」で故・夏目雅子さん(1978年版)や、宮沢りえ(1993年版)が演じたもの静かで賢明な僧侶のイメージが定着しているが、ここでは従来のイメージにとらわれないコミカルな三蔵法師像を熱演。「例えば、僕が吉本新喜劇の座長になって約1年半たちますが、長年のファンの方々の中には『●●さんが座長の方がよかった』とおっしゃる方もいます。でも、僕は僕でこの『西遊喜』では新喜劇でやっていることを地でいけるようにって頑張りました」と話す。
酒井は吉本芸人の中で「4位内に入る」という巨漢を生かして猪八戒役に挑戦。遊園地のロケでは、乗り込んだ絶叫マシーンのベルトが締まらず、あわや撮影中断のハプニングに見舞われるなど「ヒヤヒヤすることが多かった」と述懐。一方、沙悟浄役の松浦は撮影中、すっちーから振られたアドリブギャグにうまく応えられなかったことに少々反省気味。「放送事故みたいなやりとりも全部使われていて『これ大丈夫かな……』って。そこだけが心配」と苦笑する。
孫悟空を演じた吉田は新喜劇でおなじみ“乳首ドリル”のギャグを披露しているが、大道芸人になった気持ちで披露したネタがやや不発気味だったと照れ笑い。それでも、ゲリラ撮影によって突如繰り出された2人の“濃い(しつこい)”ギャグ&パフォーマンスを、台湾の人々は興味津々といった様子で食い入るように観ていた。
なお、本作のエンディング曲にすっちーと松浦による人気ユニット、「すち子&真也」の「パンツミー」が決定しており、すっちーはこの底抜けにおバカな曲に「映画とは全く関係ないんだけどね……」としつつ、「(この曲を聴けば)一日乗り切れるぐらいのパワーがあると思うし、“クヨクヨするなよ”というちょっとした応援歌になっている」と自信をのぞかせた。(取材・文:名鹿祥史)
『よしもと新喜劇 映画「西遊喜」』は1月16日より全国順次公開
※1月16日:OSシネマズ神戸ハーバーランド、シネマサンシャイン大和郡山、イオンシネマ茨木、1月17日:イオンシネマ熊本、1月23日:イオンシネマ板橋、1月24日:広島バルト11、ユナイテッド・シネマ福岡にて、すっちー、吉田裕、松浦真也、酒井藍の舞台挨拶付き上映を予定