クリスチャン・ベイル、急激な体重増加に懸念…新作を降板
映画『ダークナイト』のクリスチャン・ベイルが、健康上の理由で、『ヒート』のマイケル・マン監督が手掛ける新作『エンツォ・フェラーリ(原題) / Enzo Ferrari』から降板したとDeadlineが報じた。
クリスチャン・ベイル出演『マネー・ショート 華麗なる大逆転』予告編
同作は、15年以上も前からマン監督が温めてきた企画で、イタリアの自動車会社フェラーリの創始者エンツォ・フェラーリの人生を描く伝記映画。エンツォの情熱、失敗、成功、(息子の)死とさまざまな要素が交錯した1957年が舞台になるといわれている。
ベイルの降板理由は、今年春の撮影開始までに、安全に体重を増やすことができないと判断したからだという。不眠症の主人公を演じた『マシニスト』(2004)で約30キロの減量に挑み、そのすぐ後で『バットマン ビギンズ』(2005)のために体重を増加、2013年の『アメリカン・ハッスル』でも約20キロの増量に挑むなど、ストイックな役づくりで知られている彼だが、今回、小太りな体型になるのはスケジュール的に無理だったようだ。
マン監督は代わりのエンツォ役を探している最中とのこと。今のところ、撮影スケジュールに変更はないらしい。ベイルは、新作映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(3月4日日本公開)の演技で、第88回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。(澤田理沙/編集部・入倉功一)