NYツインタワーを空中闊歩した男の実話を完全再現!手に汗握る映像
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』などで知られるロバート・ゼメキス監督が手掛けた最新作『ザ・ウォーク』から、俳優のジョセフ・ゴードン=レヴィットが実在の男、フィリップ・プティにふんし、今はなきツインタワーの地上411メートル地点に張られたワイヤーの上を歩くという、手に汗握る本編映像が公開された。
公開された映像は、フィリップがついにツインタワーの間に張られたワイヤーの上を歩くという前代未聞の挑戦を目前に控えたシーンから始まる。正気の沙汰ではないこの挑戦は、フィリップにとっては一世一代の晴れの舞台。黒のタートルネックを着て歩くと決めていたのに、落としてしまったことで気を荒げるフィリップ。決意を固め、いざ片足をワイヤーにかけると、フィリップの心の声が語りはじめ、世界は彼とワイヤーだけになる。そしてフィリップが歩き始めると、地上を見下ろすカメラアングルで、フィリップが確実に歩みを進める姿が映される。思わず固唾を呑んでしまうが、どこか心地よい高揚感も感じられる映像となっている。
ゼメキス監督は、このシーンがお気に入りだそうで、「ワイヤーの上を歩き出すシーンはさまざまな感情を喚起するはずだよ。アートに対する喜びを感じるのは、作り上げた時ではなく、作るまでの過程にある。そういうクリエイティブな面でフィリップと同じものを感じるんだ」とアーティストとして、フィリップに共感していた。(編集部・石神恵美子)
映画『ザ・ウォーク』は1月23日より全国公開