吉田沙保里、無重力にも難なく適応!「宇宙行きたい」
女子レスリングの吉田沙保里選手が28日、都内で行われた映画『オデッセイ』のジャパンプレミアにJAXA宇宙飛行士の大西卓哉さんと出席。ワイヤーを使った無重力体験に挑戦した吉田選手は、無重力状態で物を移動するなどのミッションを難なくクリアして、大西さんから「身体能力はわたしより全然上です! 宇宙に行けると思います」と太鼓判を押された。
本作は火星で死亡したと思われた宇宙飛行士(マット・デイモン)が実は生きていることが発覚。取り残された火星で必死のサバイバルを続ける姿や、そんな彼を助けようとするNASAや乗組員たちの奮闘を描く。
吉田選手は「(主人公と同じように)わたしもマットの上ではいつも一人。ポジティブに戦う姿からいろんなことを学ばせてもらった気がしました」と映画の感想を述べると、火星でのサバイバル生活については「小さい頃からまわりにたくさんの人がいた生活を送っていて、一人ぼっちになることなんてなかった。主人公と同じ経験をしても、絶対に生きていけないと思います。火星なんて特に」と話すなど主人公の奮闘に感心しきり。
ワイヤーを使った無重力体験にも挑戦し、無重力の状態で物を指定された場所へ運ぶ難ミッションに挑んだ吉田選手だが、さすがはオリンピック選手。最初は自信なさげな表情だったものの、いざミッションを開始すると、あっというまにクリア。そばにいた大西さんを仰天させた。
「火星に行ってみたいですか?」と司会者に問われた吉田選手は「行ってみたいです」とにっこり。宇宙へ立つ大西さんには終始尊敬のまなざしで、「大西さんは6月に宇宙へ、わたしは8月にオリンピックへ。宇宙でもオリンピックを見れるということでぜひ応援してください。わたしも(大西さんの)ミッションの成功を祈っています」とコメント。大西さんも「宇宙から応援しています」と笑顔を見せていた。(取材・文:名鹿祥史)
映画『オデッセイ』は2月5日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国公開