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『X-MEN』マイケル・ファスベンダーの演技に初めて男泣き…監督が証言

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監督を泣かせたマイケル・ファスベンダーの演技に期待!『X-MEN:アポカリプス』撮影現場
監督を泣かせたマイケル・ファスベンダーの演技に期待!『X-MEN:アポカリプス』撮影現場

 『X-MEN』シリーズを手掛けてきたブライアン・シンガー監督が第28回東京国際映画祭で審査員長を務めるため来日した際に、最新作『X-MEN:アポカリプス』でマグニートー役のマイケル・ファスベンダーの迫真の演技を見て、初めてモニター越しに涙を流したことを明かした。

ファスベンダーも続投!『X-MEN:アポカリプス』予告編

 『300 <スリーハンドレッド>』で映画デビューを果たし、『イングロリアス・バスターズ』『プロメテウス』など話題作にひっぱりだこの俳優ファスベンダー。そんな彼のキャリアで外せないのが、『X-MEN』シリーズでのマグニートー(若年期)役を務めたことだろう。そして、『X-MEN』最新作でのファスベンダーの演技をシンガー監督は、こう振り返る。

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 「あるシーンでファスベンダーは、僕にカットの合図をかけないでほしいと言ってきたんだ。それで僕は『わかった、カットはかけないよ』って返事をした。それはとてつもない悲劇のシーンだった。(カットをかけなかったから)彼は演技をどんどん推し進めていったんだ。僕はビデオモニター越しにそれを観て涙した。僕たちスタッフは森の中に張ったテントにいたんだけど、みんな泣き出した。普段は感情を全く表に出さないサイモン・キンバーグ(プロデューサー)までも感情的になりだしたんだ。なんてこった、こんな美しいことがありえるのかって感じで、信じられないくらい、とても美しいシーンだった」。

 すぐさま演技を終えたマイケルを抱きしめに行ったというシンガー監督。「君の演技の才能に感謝だ」と声をかけ、「こちらこそ、ありがとう」と答えるマイケル……。感動的余韻が続くのかと思いきや、「よし、今からもう一度同じ演技をしてもらう必要がある。なぜならカメラの位置を変えて撮らなきゃいけないからね」と切り替えの早さはさすがはこちらもプロの監督。そして、「マイケルはもう一度すばらしい演技をしたんだ。完璧にね。すばらしいよ。そして僕はもう一度泣いたよ。今まで撮影現場でモニター越しに僕を泣かせた俳優はいなかった」と最上級の賛辞をファスベンダーに贈る。

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来日中インタビューに応じたシンガー監督

 ファスベンダーの演技についてのトークは白熱し、第88回アカデミー賞でファスベンダーが主演男優賞にノミネートされている『スティーブ・ジョブズ』(2015)にまで話が及ぶ。「『スティーブ・ジョブズ』は本当に美しい映画だよ。ジョブズは気難しいキャラクターだけど、マイケル・ファスベンダーが本当にすごい。エンディングでは胸が張り裂けそうだったよ。僕はもう2回も観たよ」とうれしそうな顔を見せるシンガー監督。あまりの饒舌ぶりに、周りにいたスタッフからは「自分の映画じゃなくて、他の映画のプロモーションしてるのか!(笑)」とつっこまれるほど。「そうだよそうだよ。僕は『X-MEN:アポカリプス』以上に他人の映画をプロモーションしているんだ(笑)。もちろん『アポカリプス』も壮大な映画になることは間違いないよ。その点は間違いないから大丈夫」と子供じみた口調でフォロー。

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 そして最後に、ファスベンダーをはじめとする『X-MEN』主要キャストに対する思いを打ち明ける。「マイケル・ファスベンダー、ジェームズ・マカヴォイ(プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアの若年期役)、オスカー・アイザック(『X-MEN』新作の悪役・アポカリプス役)は、たぶんハビエル・バルデム含め、ほかにも数人いるかもしれないけど、彼らの世代の中で、とても優れた俳優だ。コミックが原作の映画で彼ら三人をキャスティングできたことは、リアルなもの、感情的なものを作るという点において、最高の贈り物になった」。そう誇らしげに語るシンガー監督から、並みならぬ最新作への自信を感じた。(編集部・石神恵美子)

映画『X-MEN:アポカリプス』は2016年8月全国公開

映画『X-MEN:アポカリプス』予告編 » 動画の詳細
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